川のヌシ釣り
対岸で釣りをするシュナイダー
左腕を後ろに回して釣り竿を持った右腕をまっすぐ伸ばして仁王立ち
「ふむ、なかなか食いつきませんな」
一旦竿を引きます
「やはり確実に仕留めていきませんと」
竿を上にかかげて釣り糸をビュンビュン回転させます
「はっ!」
狙いを定めて釣り糸を投げます
ジャポン ザバッ
水中に釣り糸が入って瞬時に引き上げます
ピチピチ 岸に魚が一匹落ちます
間髪入れず糸を投げ、引き上げ、岸に魚を打ち上げていきます
素早く何度も繰り返していきます
ピチピチ ピチピチ ピチピチ
次々と岸に魚が打ち上げられていきました
気配で魚を探りそこへ釣り糸を投げて針を刺していく
刺さったらすぐに引き上げて勢いで針を抜き魚を岸に打ち上げる
針が抜けたら即座に次の魚へ向けて投げる
必殺、シュナイダー流高速連撃一本釣り!
「ふはは、魚類ども逃がしませんよ!」
もはや釣りではなく狩りである
シュナイダーはとても楽しそうだった
まったりと釣り糸を垂らしている無言のローラとリナ
そこへジャンヌが戻って来ました
「ジャンヌさん、おかえりなさい」
「ただいまだぞリナ先輩、ローラ」
「またずいぶん汚しましたね」
腰まで浸かったり大の字で横たわったので服が汚れています
リナが<洗浄>でキレイにしてあげます
「ありがとうなのだ♪」
「下流はもう飽きたのですか?」
「その下流で大物を見つけたぞ、みんなで獲ろう♪」
「大物? 大きいのですか?」
「牛の三倍だ」
「それぐらいならジャンヌさんなら一人で獲れるのでは」
「水中にすぐ戻るから捕まえにくい、水中では奴の方が有利だ」
「「なるほど」」
それからジャンヌはシュナイダーにも声をかけます
「ほほう、それは釣り甲斐がありそうですな」
「そうだろ はぐはぐ」
シュナイダーが釣り上げた魚を食べながら説明するジャンヌ
リナに怒られたので10匹食べたところで拾い食いストップ
残りはシュナイダーのアイテム袋へ回収されました
ジャンヌに案内されて下流へやって来た一行
「どこらへんにいるのですか?」
「川の中央付近から大きな気配は感じますな」
「とりあえず誘い出すぞ」
ジャンヌは大きな岩を持ち上げます
そして投げる
ドッパーーーン!
「なんてことを・・・」
「こうすると怒って出てくるんだぞリナ先輩」
ジャンヌの言うとおりサモーンが跳び上がります
「もう水の中へ戻りましたわ、素早いのですね」
「あれはサモーンですな」
「サモーン?」
「サーモンの姿をした魔物ですリナ殿」
「サーモンとは似ていても大きさが違いますね」
「魔物ですからな」
「普通のサーモンと同じように食べられるのかしら?」
「ええ、食べられますよローラ様」
「美味しいのかしら」
「味はサーモンと同じですがサーモンよりも身が引き締まっています
脂もサーモン以上にのっていてとても美味でございます」
「食べたいぞ! 早く釣ろう!」
再び岩を投げてサモーンを跳び上がらせるジャンヌ
しかしすぐに水中へ潜るサモーン
「くそう、すぐに潜るから捕まえにくいぞ」
「なるほど」
「どうしたリナ先輩?」
「わたしに考えがあります」
リナは思いついた作戦をみんなに伝えます
「すごいぞリナ先輩♪」
「さすがですリナ殿」
「面白いですわリナ♪」
「では手筈どおりに作戦開始です!」




