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聖王女のまったり魔境ライフ  作者: 長城万里
Mattari 2

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川で遊ぼう

勇者一行がローラ捜索に向かいます

悪魔アインツェルゲンガーがリナのもとへ向かいます

メルがジャンヌ探しのための準備をします


そんなことになっているなどローラたちは思いもしません

まったくちっともこれっぽっちも頭の片隅にもありません

そんなローラたちは今日も自由に過ごしておりましたとさ




談話室でハーブティーを飲みながら本を読むローラ

お茶のおかわりを淹れるリナ


「退屈ですわ」

「お散歩でもどうですかローラ様」


ここは街も村もない場所

本も収納空間にありますが限りがあります

それに本ばかり読むのも飽きていました


「近場はもう何周もしましたから飽きましたわ」

「困りましたね」


「なにが困ったのだ?」

「おかえりなさいジャンヌさん」


ジャンヌが大陸巡回から帰って来ました


「散歩も本も飽きてきましたの」

「他に遊べそうなものがありませんからねこの館」

「なら遠出するか?」


近場が飽きたなら遠くまで足を延ばせばいいとジャンヌは言います


「ですが遊べそうな場所がありますか?」

「ジャンヌ殿なら知っておられるのでは?」

「シュナイダーさんお疲れ様です」


畑仕事を終えたシュナイダーも合流します

毎朝シュナイダーは畑の管理をしています


「ジャンヌ殿ならたくさん面白そうな場所を知っておられるでしょう?

 巡回して大陸のどこに何があるかは大体把握していると思いますゆえ」


「なるほど、たしかにそうですわね」

「ジャンヌさん、どこかおすすめはありますか?」

「そうだなあ、たくさんあるから迷うなあ」

「ならば片っ端から行ってみるのはどうですかな」

「それいいな、そうしよう♪ じゃまずは・・・」




翌日、背にローラとリナを乗せて飛ぶジャンヌ

少しだけ魔物を倒しながら追いかけるシュナイダー

そして目的地へ到着


水深約30センチ、向こう岸までの距離は約1キロ

流れは緩やかな川に一行はやって来ました


少し遠くにある山から西側の海まで続いています

水深は海側、下流へ近くなるほど深くなっていきます


「近場の川より広いですわね」

「ですが川遊びって何をすればいいのでしょう?」


リナは川遊びをしたことがありません


「自然に身をまかせくつろいだりとかですかな

 この自然の中で料理をして食べたりもよろしいですな」


「石投げとか魔獣狩りとかも面白いぞ♪」


「石投げ? ああ、水切りですな」

「水切り面白いですわよね♪」

「ローラ様、やったことがあるのですか?」

「魔王討伐の旅の途中で勇者様たちと遊びましたわ」


とてもゆるりとした魔王討伐の旅だったようです


「ところでなぜ川遊びに魔獣狩りなのですかジャンヌさん?」


「森に入って川まで追い立てて倒してそれを食べるのだ

 川で洗えるし血抜きもできるから便利だぞ」


(それ川じゃなくてもいいのでは)


ジャンヌだから仕方がないとリナは諦めます


「あとは釣りぐらいですかな」

「釣りも面白いですわね♪」


ローラは勇者たちと釣りもしたことがありました

魔王討伐の旅とは?


「釣りですか、これもしたことがありません」


リナは男爵邸内か街に買い物しか行かないので遊びを知りません


「釣り方なら私が教えてあげますわ♪」

「ありがとうございますローラ様」

「ジャンヌ殿は釣りの経験はありますかな?」

「釣りはないが魚を獲ることはできるぞ」


ジャンヌは森の中で人化して服を着ます


「どうだ、我はちゃんとできるんだぞリナ先輩♪」

「はいはい、よくできました」


ドヤ顔のジャンヌに少々呆れるリナ


「それではさっそく釣りを楽しみましょう♪」


ローラが釣り竿をたくさん出します


(やっぱりなんでも持っていると思ってしまいますよ)


「ジャンヌさんとシュナイダーのもありますわよ」

「我はいらないぞ」

「私も必要ありません」


ジャンヌとシュナイダーは釣り竿を不要だと言います


「あら、ではどうやって釣るつもりなのですか?」

「我は素手で獲る」

「私はこれで」


シュナイダーはドゥンケルハイトを持ちます


「剣でどうやって?」

「こうするのです、ドゥンケルハイトビンデン!」


黒い魔力の(もや)が螺旋を描いて切っ先から放たれる

放たれた(もや)はロープのようになり十数本に分散して川の中へ入ります


「これが釣り竿の代わりです、あとは勝手に魚を捕まえます」


アダマンタイト製の名剣が無駄遣いされています


「それ、他の釣り人の邪魔じゃないですか?」

「・・・言われてみればたしかに」


(もや)を引き上げるシュナイダー

すでに十数匹捕獲していました


「大漁だなシュナイダー♪ はぐはぐ」

「ジャンヌさん、そのまま拾い食いしないで下さい!」


シュナイダーはローラから釣り竿を受け取ります


「ジャンヌさんはどのようにして魚を釣るのですか?」

「こうするのだローラ」


ジャンヌは川に入っていきます


「うりゃ!」 バシャン! ピチピチ


素早く水の中へ手を入れて魚を岸へ打ち上げます


「熊ですか!」

「我は竜だぞ?」


「まあよいではないですか、さあ釣りを始めましょう♪」


ローラ、リナ、シュナイダーは釣り竿を使います

ジャンヌは素手で獲っていきます


こうして四人の川釣りが始まりましたとさ

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