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聖王女のまったり魔境ライフ  作者: 長城万里
Mattari 2

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34/103

勇者一行 対 魔王軍幹部

ローラは魔法使いココの奸計により館へ飛ばされました

物語はその飛ばされた時間までさかのぼります


(これで邪魔者はいなくなったわ)


桃髪蒼眼の魔法使いココは憎き恋敵を排除できてご満悦です


(あとはこの窮地をなんとかしないと)


魔王軍幹部と戦闘中でまだまだ力が足りない勇者一行はピンチなのです


「ライト、ローラ様は転移させたわ」

「ココ、ありがとう」


合流して茶髪茶眼の勇者ライトに報告するココ


「あとはこの場から撤退するだけだ」

「でもあいつ隙がないわよ」


「大丈夫だ、俺たちだって強くなってる

 全力で挑めば突破できるはずだ」


「あいかわらず楽観的ね」(そういうとこも好き♡)


「俺には仲間がいる、それにココがいる、だからきっとなんとかなる!

 特にココを一番頼りにしているんだぜ俺は」


ココを見てニカッと笑うライト


(ああもう、大好きっ!)


「本当は対魔王戦に取っておきたかったが仕方がない

 みんな! 出し惜しみせずいくぞっ!」


(え? まさかアレやるつもり?)


「そうですね、ここで倒れるわけにはいきませんから」


蒼髪蒼眼の賢者ロレンスはメガネをくいっと上げる


「仕方ねぇ、いっちょやるか」


茶髪茶眼の戦士バルクは大剣を構える


「いいだろう、全身全霊をこの拳にこめて討つ!」


黒髪黒目の武道家ドランは気合いを入れる


(全力でやるけどわたしは普通にやるからね!)


「ココが頼りだ、頼んだよ」

「わかってるわよライト」


「ほほう、なにやら決意したようだが無駄な抵抗は苦しむだけだぞ

 この私、魔王軍幹部ヘルザウスから逃げられはせぬ!」


ヘルザウス、魔王軍幹部の一人でリザードマン

リザードマンとはトカゲの特徴を併せ持った人型の魔物です


「いくぞ、勇者陣形!」 「「「おうっ!」」」 「ぉーぅ...」


ヘルザウスの正面に縦一列に並ぶ勇者一行

先頭から武道家、戦士、賢者、勇者、魔法使いの順に並びます


「なんだ? 四方八方から総攻撃ではないのか?

 これでは一対一になってしまうぞ、期待外れだな」


「安心しろ、すぐに期待以上のものを見せてやる」


ドランが息を大きく吸い両腕を腰にぐっと構える


(むっ、たしかに強大な気を感じる)


警戒して油断を捨てるヘルザウス


「喰らえっ、必殺!」


地を一蹴りしてヘルザウスの懐へ入り込むドラン


(速いっ!)


『どらんぱーんちっ!』 ドゴォンッ!


「うごっ! え? どら、ぱ、え?」


気を練りその気力を右拳に全振りして心臓を撃ち抜く必殺拳

だが技名が<どらんぱんち>


肉体ダメージとともに混乱するヘルザウス


「あとは頼んだぜ」


その場から離れて倒れるドラン


(たしかにダメージはあるがこのぐらいなら平気だ)


しかし技名に困惑して防御が崩れているヘルザウス

そこに大剣を振りかざすバルク


「隙だらけだぜトカゲ野郎!」

「うぬっ!」


大剣に全魔力を流して袈裟斬りにするバルク

防御の崩れた身体に必殺の一太刀を浴びせられるヘルザウス


『必殺、ななめぎりっ!』 ズバァッ!


「ぐはあっ! って、貴様もかーっ!」


斜めに斬っているから<ななめぎり>


「いけ、ロレンス!」

「お任せあれ」


斬られたダメージとあまりにもな技名で動揺するヘルザウス

そこに賢者の光魔法、聖光弾(ライトバレット)が放たれる


『ひかるたまっ!』 バシュンッ!


「アホかあっ! ぐおうっ!」


聖光弾(ライトバレット)が正式名称、だけど<ひかるたま>

ヘルザウスは肉体ダメージと精神ダメージを喰らい続けた

賢いはずの賢者までもこんな技名を使っていることにガックリくるヘルザウス


「ライトくん、ココさん、頼みます」

「ありがとうみんな、あとは俺たちに任せろ」

「・・・・・」


フラフラになりながらも倒れないヘルザウス


「ふ、ふざけやがって・・・」

「この聖剣の一撃を喰らうがいい」


ライトは聖剣に持てる魔力を注ぎ込む、聖剣が光り輝く

ヘルザウスはさせないとばかりに土魔法、爆岩弾(ロックバレット)を放つ


聖障壁(セントウォール)


爆発する岩の弾丸を聖魔力による盾ですべて防ぐ


「ほう、やっとまともになったな」


『奥義、ゆうしゃのせいけんはぜっこうちょーうっ!』 ザシュゥッ!


バツ印のようにクロスして聖剣で斬られるヘルザウス


「ぬがあっ! 貴様が一番おかしいわっ!」


血反吐を吐きながら文句をつけるヘルザウス

奥義の名前が<勇者の聖剣は絶好調>はいかがなものか


「ココ、とどめを頼む!」

「くそ、まさかこんなやられ方をするとは不覚・・・」


四人が攻撃している間に詠唱を終えたココが一歩前に出る


(ダメだ、かわせそうにない、こいつもきっと変な名前の魔法を)


轟雷驚天動地(ブレイクサンダーボルト)!』


ココの使える上級雷魔法、轟雷驚天動地(ブレイクサンダーボルト)

四方八方から雷を浴びせて身体の内側を破壊する魔法


「ぎゃああっ!」


身体の傷口や穴から血が噴き出し膝をつくヘルザウス

だがどこか安堵した顔をしていた


「ココ、その魔法はたしか<びりびりどかーん>だったはず」

「そんな魔法名は絶対却下よ!」


(とどめがまともな魔法でよかった)


「魔法使いの娘、貴様の名前を聞いておこう」

「ココよ、まだもう一発ぐらいなら撃てるから死になさい」

「いいだろう、貴様になら倒されてもよかろう」

「じゃあねヘルザウス、轟雷驚天動地(ブレイクサンダーボルト)


ヘルザウスは安らかに眠った

ドランのパンチだから<どらんぱんち>

本当は気功爆砕拳(きこうばくさいけん)

斜めに斬るから<ななめぎり>

本当はグランディアスラッシュ

光の弾丸すなわち<ひかるたま>

本当は聖光弾(ライトバレット)

勇者の聖剣による最大最強攻撃なので<ゆうしゃのせいけんはぜっこうちょう>

本当はブレイブクロスブレイカー

雷で敵を破壊する魔法なので<びりびりどかーん>

本当は轟雷驚天動地(ブレイクサンダーボルト)

これらはすべてローラが命名

ココだけは頑なに拒否る

さらばヘルザウス、キミの勇姿は忘れない

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ローラ様…。
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