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聖王女のまったり魔境ライフ  作者: 長城万里
Mattari 1

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30/104

聖王女と三人の従者たち

ジャンヌは身体を低くして乗りやすい態勢になります

それでも大きいので小さい二人は登れません

シュナイダーが二人を抱えて乗せました


首の付け根あたりに鎮座する二人


「生えてる毛にしっかり掴まっていろよ」

「わかりましたわ」

「落とさないで下さいね」


「シュナイダーは乗らないのか?」


「私は走って追いかけます

 万が一お二方が落ちたら下で受け止める役目を致します」


「落とさないように飛ぶぞ」


ジャンヌは館へ向かって飛びます

シュナイダーはそれを走って追いかけます


「ほんと速いな」


ジャンヌは二人を落とさないように速度を落としています

それでも人間の走る速度よりは遥かに速い

シュナイダーはその速さにほとんど離されず付いていきます


館の敷地前にジャンヌが降り立ちます

10秒ほど遅れてシュナイダーが到着します


「やはり徐々に差が開きましたな、さすがドラゴンですね」

「いや人間の速さじゃないぞシュナイダー」


シュナイダーが二人をジャンヌから下ろす

ジャンヌは人化する


「だからっ!」

「うひゃっ!」


リナはすぐに<着付け>で服を着せる


「しょうがないだろ、戻るときは裸なんだから」

「見られない場所で人化して服を着てから合流して下さい」

「別に少しぐらい見られても問題ないぞ?」


「これからは男性もいるのだから問題あります!」

「怒るなよリナ先輩」


「私が人化前に離れますから、そう怒らないでやって下さい」

「甘やかさないで下さいシュナイダーさん!」

「も、申し訳ない」


シュナイダーにすら容赦ないリナだった


「シュナイダー、リナ先輩は恐いだろ? 我はドラゴンなのに」

「そうでございますな、お強い方のようですね」

「二人とも・・・」


リナに睨まれる二人、お口にチャック




四人は館の中へ入ります


「こんなところに館があるとは不思議なものですな」


シュナイダーに館の中を案内します


二階に行き、部屋を選んでもらいます

シュナイダーは北側東面の部屋を使うことにしました


三階へ行きます


「用途のわからない魔法陣ですか」

「不思議ですよね」


「発動条件が不明なのは困りましたな」

「きっといつかわかりますわ」


地下の聖魔力についても話します


「謎の多い館というか土地ですな」

「わくわくしますわ♪」


謎と冒険が大好きなローラであった




「それでは皆さんは談話室でくつろいでいて下さい」


一階南側の部屋が談話室、北側の部屋が執務室となっています


「リナは?」

「私は仕事がありますので」


「私も手伝いますよリナ殿」

「いえ、シュナイダーさんは先にお風呂へどうぞ」


「そうですな、ずっと洞穴暮らしでしたからな

 汚れたままでは執事失格でございます

 遠慮なく入らせていただきましょう」


シュナイダーはお風呂へ行きます


「我も入ってこようかな、戦って汚れたし」

「ジャンヌさん? ダメですよ?」

「恐いぞリナ先輩・・・」


笑顔で圧をかけるリナ

ジャンヌは大人しくローラと談話室でくつろぐことにした




「ふう、入浴など何日ぶりだろうか」


さっぱりして風呂から上がるシュナイダー


「着替えがないから汚れた服のままだな

 夜中にでも洗うとしよう、ってないぞ?」


脱いだ服がなくなっていました

代わりに別の服が置かれていた


「ん? これは?」


執事服が置かれていました

リナが<仕立て>で作ったのです


「リナ殿の能力はすごいですな」


ありがたく執事服を着るシュナイダー


「では執事として頑張るとしましょう」




ローラたちのいる談話室へ行きます


「リナ殿、執事服ありがとうございます」

「いえ服は必要ですから」


「ただその、下着まで作って下さらなくても・・・」

「下着は必要でしょう?」


「しかしご婦人に男性の下着を作らせるのはなんというか

 非常に申し訳ないと言いますか・・・」


74歳と15歳、お爺ちゃんと孫である

それでも若い子に下着まで用意させるのは抵抗がありました


「あと私の着ていた服と下着は如何なされたのですか?」

「私の能力で洗濯してお部屋へ置いておきました」

「なんというか申し訳ない・・・」


男物の下着を洗わせたことに謝罪するシュナイダー


「気にしないで下さい、メイドの仕事ですから

 男爵邸では男爵様とご子息の下着も洗っていましたし」


そう、ニコルの下着も洗っていたのです

ニコルはやめて欲しいと嘆願したが却下されました

思春期男子ニコルにとって惚れている相手に洗われるという恥辱

一体なんの拷問なのでしょう


「ではそろそろ夕食にいたしましょう」


四人で夕食です

それから女子三人で入浴タイム

リフレッシュして就寝




転移魔法で飛ばされたローラ

召喚魔法の失敗で飛ばされたリナ

闇雲に飛んだ末、辿り着いたジャンヌ

大暴風雨に巻き込まれて流れ着いたシュナイダー


それぞれ違う経緯でこの大陸、この館へやって来ました

大陸の謎、館の謎、わからないことばかりです

それでも四人は気にしない

四人にとっては些細な事なのでしょう


ローラ、リナ、ジャンヌ、シュナイダー

聖王女と三人の従者たち


いよいよ四人の魔境生活が始まります

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