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聖王女のまったり魔境ライフ  作者: 長城万里
Mattari 3

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101/104

勇者一行大混乱

「では最後になりましたがこちらのお二方を紹介いたしますわ」


アインツェルゲンガーとアネラの紹介が始まります

勇者一行はいよいよ来たかと身構える


ジャンヌやシュナイダーよりもとんでもない存在

この二人から最も強い力を感じていました


「この方たちはこの館の関係者の方々ですわ」


「私はアインツェルゲンガー、この館の主の盟友(とも)

 そしてリナの友人であり守護者である」


「館の主人かと思っていましたがご友人でしたか

 では館の主人はそちらの女性なのですか?」


「いえ、私はこの館の主人に仕える従者でございますロレンス様」


「では館の主人はどちらに?」

「その話は(のち)ほど致します」


一礼するアネラ、そのアネラから静かな圧を感じるロレンス


(ここは一旦退いた方が良さそうですね)


「ところでリナさんの友人ってのはわかるけど守護者ってなんだ?」

「貴様に話す必要はなかろう?」


静かに睨みつけてドランを威圧するアイン

気圧されて口をつぐむドラン


「アインさん、もう少し穏便な態度で応対してください」

「む、すまないつい、悪かったなドランとやら」

「いや俺こそずけずけ聞いて悪かったよ」


リナに(たしな)められて威圧を解くアイン

威圧が解けてホッとするドラン


(やっぱヤベェよこいつ)


「ねえローラ、この人何者なの?」


こそこそとローラに小声で聞くココ


「悪魔ですわ♪」


普通に返答したため全員に聞こえます


「小声で返しなさいよ! って悪魔!?」


「明かしても別に構いませんよねアインツェルゲンガーさん」

「特に隠すつもりはないから構わないぞローラ」


「悪魔って伝承なんかで語られているあの悪魔か?」

「実在したのか、まあ竜や英雄がいたんだから有り得るか」


ドランとバルクが驚きつつも一応納得はします


「しかし悪魔と言えば享楽的に人を殺す存在だと聞き及んでいます」


ロレンスは警戒を強めます


「まったく、本当に風評が悪すぎる!」

「本当ですわね、アインツェルゲンガーさんは良い方ですわよ」

「皆様、伝承だけを鵜吞みにしないで下さいませ」


相変わらずの風評の悪さに頭を抱えるアイン

ローラとアネラがフォローを入れます


「そうですね、たしかにこの場の誰も被害を受けていない

 申し訳ありませんでしたアインツェルゲンガーさん」


「わかってくれればそれでいい」


悪魔のアインが友人であり守護者であるリナ

赤き竜ジャンヌの友達であり先輩と呼ばれるリナ

勇者一行はリナに対して畏敬の念を持った


((リナさんはもしかしたら神の使徒なのか?))


ドランとバルクはそう思いました   ※ある意味正解


(この館の主人の友と仰っていましたが・・・)


悪魔と友とはこの館の主人は一体何者なのかと思うロレンスでした




「では私で最後でございますね」


アネラが前に出る


「私はアネラと申します、この館の主人に仕える者でございます」


カーテシーをして一礼するアネラ


「あの、アネラさんもなにか特別な種族なのでしょうか」

「特別、と言ってもよろしいのかわかりかねますが妖精族です」

「妖精族というのはたしか邪神によって滅んだ遥か昔の種族では」


「はい、そのとおりでございますロレンス様

 私は邪神から逃げ延び生き残れた者でございます」


英雄、竜、悪魔、妖精族、伝承などで知られる存在

それらがこの館に集まっていることに勇者一行は理解が追い付きません

それでもこれは夢でもなく現実なので受け入れるしかありませんでした


「アネラさん、この館の主人についてお教え願えますか?」


さっきはアネラの静かな圧を受けて聞くのをやめました

ですが互いの紹介も最後、もう聞いてもいいだろうとロレンスは判断しました


「先程は失礼致しました、混乱を防ぐため最後にしたかったのです」

「いえ、こちらこそ不躾でしたので」


アネラは一度目をつむりゆっくり目を開く


「館の主人、そしてこの館、この大陸について簡単に説明させていただきます

 ただお願いがあります、なにを聞いても早計はなさらないで下さいませ

 敵意を持つことは仕方がありません、ですが攻撃などはお控え下さいませ」


「話を聞くだけなのに敵意? 攻撃?」 とバルクが不思議がる


勇者一行の他の面々も首をかしげる


「いきなり攻撃しないこと、少なくともそれだけはお約束して下さいませ

 できないと申されるのでしたらお話しすることはできません」


勇者一行はざわつく


「わかりました、お約束します」

「ありがとうございます」


ロレンスが代表して約束する

アネラは勇者一行に一礼する


「詳細は順番にご説明致しますがまずは簡潔に申し上げます」


館の主人とは一体何者なのか

この館、この大陸のことも話すと言っている

この大陸自体になにかあるのかと勇者一行は緊張する


「この大陸はシェアルド大陸、魔王セラフィム様の私有地でございます」


勇者一行が一瞬理解が及ばず首をかしげる


「この館は魔王セラフィム様の別荘でございます」


勇者一行は一生懸命混乱する頭を落ち着かせようとします


「私の主は魔王セラフィム様でございます」

「そして魔王セラフィムは私の盟友(とも)だ」


勇者一行の頭の中は混乱中


しばしの静寂


そして


「魔王の私有地!?」 とバルク

「魔王の館!?」 とドラン

「妖精族が従者!?」 とココ

「悪魔が友!?」 とライト


ロレンス以外、勇者一行大混乱


ロレンスがみんなとアネラの間に立ちます


「ロレンスさん?」


「ライトくん、みんなも落ち着いて

 約束ですよ、手を離して下さい」


ロレンスに言われて全員気づく


ドランは戦う構え、バルクとライトは剣に手をかけていた

ココも杖を握りしめていました


「ごめんなさい・・・」

「わりぃ」

「すまん」

「つい反射的に、すみません」


アネラはふうと小さくため息をつきましたとさ

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