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プロローグ
世界各地で過去類を見ない大災害が同時に発生した。
環境は数百年前とは比べられないほどに変化をし、突発的な変化に対応、適応できず絶滅していった生物は星の数ほどいた。例にもれなく人類の生息域を劇的に遷移した。人類は異常気象の被害を最も抑えられる地下に都市を作り研究者や各分野の専門家を集め全叡智を以て、対策を講じるため、自分たち技術の結晶であるシミュレーションコンピューターを使い原因解明に動き出した。そして数十年の時を経て光や熱に継ぐ新たなエネルギー(後に魔素と呼ばれる)が濃度の差はあるものの満ちていてそれが全てに元凶なのではと考察され、様々な視点から研究が行われていた。かつて数百年億であった人口はこの数十年で1%、数億ほどにまで減少していた。残された人々は絶望し、神に祈りを捧げた。それしかできなかった。