2.選んだ職業
「アドバイザー....ですか。今まで転生する方が選ばなかった職業ですね、理由をお聞かせしてもらってもよろしいですか?」
フィーネにアドバイザーになりたいと伝えた俺、彼女は一瞬戸惑ったがちゃんと理由を聞いてくれるようだ。頭ごなしに否定したりしない所は流石女神、優しいそして綺麗。
俺1人だけが頑張っても魔物の脅威を退けるのは難しいからな、ならば複数の戦える人の力を伸ばして色んな地域で魔物の対応をしてもらった方がいい方法だと。
そして武器の質や人々の生活水準を上げる事にも使える能力だと俺は彼女に伝える。
本音は自分で戦うのは嫌だから他の人に任せたいのと、のんびりする時に美味しい料理とか食べたいとか俺が教えた店を繁盛店にしてそこの看板娘に好かれてモテモテハーレム状態になりたいとかがある。
「あなたの考えだとアドバイザーとても有能な職業の様ですね、もっともあなた自身は少々臆病者で色欲が強いようですが、、。」
え..俺の心読まれてるの?
「私は女神ですよ、それにあなたはすでに死んで魂の状態なので隠し事なんてできないですよ」
そういえばここにきてから自分の身体を見てないし、喋ってると思っていたが違っていたみたいだ。
「まあいいでしょう、あなたをアドバイザーにして転生させます、それに合ったスキルもこちらで選んで授けましょう」
フィーネは特に気にしていない様だし、良かった機嫌を損ねて転生取り消しとかなったら消えちゃってたな
「さらに転生後少しの間あなたをサポートする使いをつけますのでさっさと転生してくださいね...」
フィーネがそう告げると俺の意識はまた途切れた。