第3話 出発
第3話 出発
次の日も小屋の所有者は現れなかった。
まだ、食料もあるとはいえ、無くなってからでは、手遅れになるかもしれない。
『手は早めに打ちたい』と思い、蒼井は数日分の食料を持ち、この小屋周辺を探索することにした。
しかし、蒼井はひとつ判断しかねていた。
『武器はいるのだろうか?』と。
防具は兎も角、ロングソードを持ち歩いていたら、警察に捕まるのではないか?
しかし、外はあの大型犬のような獣が闊歩しているわけだ。素手では心もとない。場合によっては、大型犬の他にも危ない獣がいるだろう。
取り敢えず、ロングソード、籠手、革鎧を装備し、ナイフも携帯することにした。ナイフは戦闘にも、調理にも使える優れ物だからだ。
水に食料…… 食料と言っても、干し肉、乾燥野菜といった保存食しかなく、後は塩を念の為、用意して、山小屋から出ることにした。とはいえ、近辺の探索が目的だし、山小屋の所有者も、そう何日も俺をほっては置かないだろうから、すぐ戻るつもりであった。
この時点では。
山小屋を出ると、この山小屋から道が伸びており、一本道となっていた。
つまり、この道を通って来たはずなのだ。
そして、しばらく進むと墓地に出た。
墓地と言っても、日本の墓石が高く立っている墓地でなく、西洋風の低頭の墓石であった。
『あの山小屋は、この墓地の管理小屋なのでは?』という疑問が、蒼井の頭を掠めたが、進むしかない。
墓地の中を進むしか、通行できそうな道は眼前には無かった。
読んで頂き、ありがとうございます。
うーん、短いので続きもアップした方が良いかな?
さて、今日のお茶は雁が音です。
頭が良くなるらしいですよ。




