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死後の世界は人手不足 ―お茶と空手があれば何とかなる―  作者: 井上 正太郎
第ニ章 空手家、異世界冒険者になる
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第47話 凱旋

久しぶりの投稿ですね!

第47話 凱旋


 ハンター達は、ジ厶・ライトの死体を連れてギルドに凱旋した。


 カートと毒堀は、ギルドマスターに詳細を報告していた。

 

 ギルドで、ジムの死体を見た人々は、絶句している。まあ、ズボンの内股側が血だらけなのだから。

 その後、安置室に運ばれたようだ。


 毒堀達が、神妙な顔で、長々と話しているので、何を問題として話しているか、気になってきた。


「話を聞かせてもらっても良いか? 気になってきたので!」と、蒼井や他のハンター達も、毒堀達の周りに集まってきた。


 マスターが、何やら説明するようだ。

「実は、水晶玉のことだ」

 ハンター達がマスターの顔を、ジッとみる。

「毒堀達の報告では、水晶玉は赤い色をしていたとのことで、気になったのだ。普通、水晶玉は青や水色のはず。しかも、魔石は魔物を彩っていたとのことだ」

「どういうこと?」と、ある女ハンターが尋ねると、

「魔族の水晶玉は赤いのだ」と、マスターは答えると、静寂が訪れた。


 皆、『自分達の知らない間に、この町に魔族が入り込んでいたなんて』とでも考えているのだろう。


 しかし、蒼井は魔族とか言われても、人型の魔物程度の理解であったが、アニーが「お前、わかってんの?」という顔をしていた。


 いや、わからんさ!


 兎に角、どこから来るのかは、わからないが、魔物を従わせることが出来て、桁外れの魔力を操作できること、少人数しか発見されないこと、火魔法を使う魔族は、よく見かけられるといった具合だ。


 このことを、ギルドの地域本部に知らせる必要があるとのことで、伝書鳩を飛ばせることにしたが、直接、地域本部までは距離があるので、確実に伝えたいとのことで、それとは別に誰かが、地域本部のある“スロープ シティ”に行くことになった。


 誰が行くかは、後日、決めることになった。


 この日は、解散し、ギルドを出ると例のウルフが待っていたようだ。

 蒼井は、いつも助けられていたようだったので、お礼を言うことにした。

「いつも、助けてくれて、すまない」と、声を掛けたところ、目で何かを訴えてくる。

 その目は、強く強く訴えてくる、「飯ぐらいおごれや」と……


 こんな仔牛クラスのウルフにおごれるか!?

 どんだけ食うんだろう?


 気が付くと、ウルフは大型犬のサイズまで、小さくなっていた。


 ウルフの本気を感じた蒼井だった。


 負けた!

読んで頂き、有難うございました。

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