第2話 ひとりの山小屋
第2話 ひとりの山小屋
思い出せ!
俺は病室で寝ていたはずだ。
白い光に包まれ、気を失って目が覚めたら、何故か、この小屋だった。
ここは、どこだ?
誰もいないのか?
この小屋の所有者がいるばすだ。
そして、俺は、これから、どうすれば良いのか?
俺を、ここに連れてきた奴が、この小屋の所有者なら、直に現れるだろうさ。まだ、慌てる時間ではない。
とりあえず、今日は、ここに泊まることにしよう。外には、先ほどの大型犬のような動物も彷徨っていると思われるので危険だ。
この小屋がログハウス風で頑丈そうなのは、獣対策だろうか……
さて、時間もあることだし、蒼井は小屋の中を見て回ることにした。
小屋の中は、蒼井が寝ている部屋以外に、調理場があり、食料も保存されており、しばらくは問題は無さそうだ。
何故か、日本茶の葉があった。
玄米茶だな。
ここの所有者は安物嗜好なのだろうか?
また、洗濯が出来そうな洗い場があり、盥がおいてあった。
おそらく、この洗い場は、シャワー室でもあるのだろう。
天井から、缶が吊るされている。
お湯を缶に入れ、洗い場の天井から下げて、缶の底にある無数の穴から、お湯が出てくるようだ。
これは便利だな。
トイレもあるが、「排泄物はどこに流れていくのだろうなぁ?」と考えながら、一通り小屋の中を見て回ったが、人の気配は全く無かった。
しかし、理解しがたいことに、倉庫らしき部屋には、剣や革鎧に籠手、鎖帷子が保管されていた。
といっても、日本の武器というよりは、中世ヨーロッパをイメージさせるロングソードが大半で、日本的な武器や現代火器は無かった。
ここの所有者は、どうやら洋風骨董品が好きらしい。
それはさて置き、今日は寝て、明日、所有者の現れるのを待つことにした。
ということで、寝る前のお茶を嗜む蒼井であった。
読んで頂き、ありがとうございます。
続きは、明日に投稿いたしますね!?
さあ、今日は、掛川茶だ!




