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死後の世界は人手不足 ―お茶と空手があれば何とかなる―  作者: 井上 正太郎
第ニ章 空手家、異世界冒険者になる
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第37話 巣穴の中から

第37話 巣穴の中から


 ゴブリン達が騒がしい。何だ? ハンターか?


 魔石の力を使い、ゴブリンと意思疎通を試みると、なんと、驚いたことに、ブラックベアがゴブリンを襲ったようだ。

 驚く? いや、驚くことはない、そういうことは、あり得ることだ。

 ブラックベアがゴブリンを襲っても、不思議はない。

 だから、オーガを5体用意し、巡回させているのだから。


 勿論、そのうちの1体は、カート達に倒されてしまったのだが、そんなことは、サンダンスは知る由もなかった。


 サンダンスは、あまり、焦った様子もなく落ち着こうとしたが、追われているのは事実で、早く魔石に魔力を蓄え、ここから出て行きたいサンダンスであった。


 しばらくして、また、ゴブリンらが騒がしい。

『ゴブリンと意思疎通をするのも魔石が必要なのだぞ!』と思うと、治癒魔法などと、大量に魔力を使ったジムが、うっとおしくなってきた。


 しかし、念の為、ゴブリンと意思疎通をしておこう。

「どうした?」

「キキッ、キー(巣穴の前に、ブラックベアが来てます)」


 はあ?


 何でだ? よくはわからんが、休憩中のオーガを対処に当たらせろ!

 

 クソ!また魔力を使っているではないか!


 今、巡回しているオーガは2体だ。休憩している3体のうち、何体必要なんだ?


「そこのゴブリン。ブラックベアは何頭が入口に来ているんだ?」

「キィー、キキ(いっぱい、いるんです)」


 サンダンスは頭を抱えたかった。答えになっとらんだろうが!?


『あぁ、面倒だ!』

 3体とも出そう。早く始末すれば、ハンター共に、ここが見つかる可能性も低くなる。

 そして、オーガが出撃するも、巣穴の入口では、ブラックベア等おらず、ゴブリンの悲鳴だけが、聞こえていた。


 オーガ達は、辺りを見渡し、ゴブリンの声のする方向へと捜索し始めた。

 恐らく、サンダンスが見れば、消耗品のゴブリンの捜索など不要と思うだろうが、共に近い魔物同士、オーガ達はゴブリンを探し始めたのだ。


 実は、ブラックベアが襲ったのは、事実だった。

 ブラックベアは、逃げ惑うゴブリンを追いかけてしまい、既に、ここにいないのである。

 ハンター達は、逃げ惑うゴブリンを数匹捕まえ、少し離れたところに縛り、ファイヤーボールで、じわりとその身体を炙って、悲鳴をあげさせていたのである。


 

 そして、木の上で矢を構えるカートは思った『オーガ、3体は多いな』と。



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