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序章 第2話 その男の名は

序章

第2話 その男の名は


 オーガが倒れ、ドッと安堵の声が広がった。


 男の周りには、革の鎧や頭部や心臓等の胸に最低限のプレートを付けた軽装歩兵の様な身なりの男達がいた。


「マジかよ!素手でブラックベアとオーガを倒したぞ」

「素手だぜ!?」

 といった声が聞こえてくるが、男は気にする様なところはなく、平然とお茶をキメていた。

 そして、本日のお茶は、この世界でメジャーな通販業者である“楽々天国”で取り寄せた“うじ茶”だ。


 

 すると、

「ハヤト!空手って、マジでスゲーな」と興奮気味に話してくる少年は、いわゆる冒険者で、昨年冒険者になったばかりの15歳だった。

 恐怖から解放された少年の目は、憧れのヒーローを見る目と化していた。


 そして、少年の話しかけている男こそは、蒼井隼人という日本人だ。


身長175cm

体重80キロ弱

32歳

 ややガッシリしているとはいえ、勇者でもなく、また、魔法を使うわけでもない、この男のどこに、素手で3倍近い獣や魔物を倒せる力があるのだろうか?


 その不可能を可能にする空手とは?



 そう! 

 思い起こせば、蒼井隼人と空手の付き合いは、隼人が高校時代に空手道部に入部したところから始まる。

 隼人は大学でも空手を続け、卒業後は町道場へ通い、現在は、流派段位・公認段位とも三段位である。


 流派段位とは、通っている道場、または道場が所属する流派が発行する段位である。

 一方、公認段位とは、日本体育協会所属の全日本空手道連盟が発行する段位のこと。

この公認段位が無ければ、国体、つまり国民体育大会の予選等に出場することが出来ないとう公のもので、流派段位が何段であれ、国民体育大会には出ることは出来ない。


 その公認段位が三段位ということは、『一通りの基本は出来てますよ!』ということだ。


 その空手の基本が出来る蒼井隼人が、この世界に来たのは、つい1ヶ月ほど前のことであった。

大晦日ですね。

蕎麦、美味かったです。 

皆様、良い落としを!

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