プロローグ2 走馬灯
何時も通りの朝。何時もどおりに学校に向かう。
「お母さん!!行ってくるね!!!」
「気を付けるんだよ!!!」
ドアを開け駆け足で学校へ向かう。
きょうは外がやけに騒がしい。
警察や、野次馬が集まってる。
「なんかあったんですか???」
「どうやらね、ここの妊婦さんがかなり惨い殺され方をしたらしいのよ。」おばさんが答えてくれた。
「最近多いですね。。」
「そうよねぇ物騒な世の中になったわよね。」
「あ、時間がヤバイっおばさんすみません!!ありがとうございます!!」
AM08:30 学校に到着。
いつも通りの授業がはじまる。
AM12:00昼休み
学校でも殺人事件が話題に上がる。
パンっと背中を叩かれ振り替える
「刹那!何そんな暗いしてんだよ!!」友人の諒太が背中を叩く。
「いや、家の近くで殺人事件があって少し心配なんだ。。」
「まぁそうだよなぁ!!最近殺人が増えてるしなぁ」
「ほんとに怖いよね、。」
「なーらもっと怖い話しよっか!」
「なんだよ!!」
「最近この町で殺された死体には特徴があるんだってさ。」
「特徴って!?」
「無いんだよ。」
「何が??」
「血が全部抜かれてるんだってさ。まるで吸血鬼に殺されたみたいに。」
「吸血鬼??いるわけないじゃん!!」
「だよなぁ!!」
そんな会話をして諒太はその場を後にした。
AM15:00授業が終わる。
「刹那!!!淡井刹那!!!」
振り返ると、幼馴染みの桜彩音がいた。
「なんだよ!!」
「今日は付き合いなさいよね!!!」
「あーーー。わかったよ!!」
「やった!!」
彩音はとても嬉しそうな顔をしていた。その笑顔を見るとなぜかこっちまで嬉しくなる。
そして、二人でカラオケや、ゲームセンターにいってそして帰る。
「今日はありがとね、刹那!!」少し寂しそうな顔をしていた。
「そんな顔すんなよ!!明日もまた会えるんだからさ!!」
「絶対だからね??」彩音は寂しそうな顔をしていた。
「ああ!約束するよ!!」
「刹那!!私ね!!」
「ん??」
「嫌なんでもない!!」少し照れ臭そうに笑っていた。
PM20:00
「ただいま!!」
返事がない。ガチャッなにか音がした。
「母さーん?」
ベチャッなにか踏んだ。
赤い液体が足についていた。
リビングを恐る恐る見ると
男が四人、中性的なやつが一人
「おまえらだれだ!!!警察呼ぶぞ!!!」
「お巡りさん読んじゃうのぉ???てかあんたこそだれ??」中性的な男がにやりと笑って言った。
「俺はここの家の!」
ゴンッ何かを蹴った。
「あれ、もしかして、これの子供??」
声がでなかった。からだが震える。
あきらかに中性的な男が言ったこれとは、母だった。
「か、、あ、、さん、」
「あーーーこれの子どもか、おいしかったよご馳走さま。」
「お、、まえ、おまえ!!!絶対に殺してやる」
なにも考えずに飛びかかった。
横にいた男が飛びかかった刹那の顔をなぐった。
グハッ
すごい力だった。後ろのキッチンに吹っ飛んだ。
「あーーーその子供食べてもいいよ!!私はもうお腹一杯だしね!?」
「ありがとうございます!!」
まだ足が動く。必ずこいつらを殺す。
キッチンからナイフをとる。それを見た中性的な男は笑っていた。
「くそおおおおおおおおおおおおおお」
刹那は男の腹にナイフを突き立てた。
「無駄だよ!私たちは、吸血鬼。人間とは違うのさ。」
中性的な男はそういうと足元に転がってきたヨーグルトのゴミをとると母の体を切りゴミの中に血を注ぐ。
「お、お、おまえらなんなんだよ化け物、何で母さんを。」
「君たちが豚肉を食べる為に豚を殺すのと同じさ、私にとっての豚なんだよ。君たちは。」