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プロローグ1 バッドエンド
ポツリ。。ポツリ。。。血が流れる。
月明かりが照らす美しい夜の事。とある路地裏、
体の傷、首から流れる血。誰がみてもたてるのが不思議な程の重症。
あぁ。悪夢のような一日だ。ただ報いたい。唯一の居場所を、家族を壊した、あいつらに。だからこんなところで死んでたまるか。。そして俺は目の前の恐怖を睨み付けた。
「化け物。。。俺はまだ終わりたくない。。」
足元に落ちていた鉄パイプを握る。
「ガキがそんなにいきがるなよ、今楽にしてやるからさ!!!」
赤い目の男はこちらに向かってくる。
少年は鉄パイプを引きずりながら、男に向かう。
死にたくない。死ぬ。死にたくない。死ぬ。死にたくない。自問自答を繰り返す。
男は鉄パイプを持った手を蹴った。
カラン。カラン。転がって行く。
「食物連鎖ってしってるよなぁ??お前はここで俺の糧と成るんだよぉ??」
「糞。。。。」
楽しかったこと、辛かったこと、笑ったこと、色々なことが頭に浮かぶ。
何でこんなことになったんだ。。。
男は少年を持ち上げると首に噛みついた。
ポツリ。。。ポツリ。。。血が垂れている。