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喰ラウ者(イーター)  作者: むすぶあい
1/4

プロローグ1 バッドエンド

ポツリ。。ポツリ。。。血が流れる。

月明かりが照らす美しい夜の事。とある路地裏、

体の傷、首から流れる血。誰がみてもたてるのが不思議な程の重症。

あぁ。悪夢のような一日だ。ただ報いたい。唯一の居場所を、家族を壊した、あいつらに。だからこんなところで死んでたまるか。。そして俺は目の前の恐怖を睨み付けた。

「化け物。。。俺はまだ終わりたくない。。」

足元に落ちていた鉄パイプを握る。


「ガキがそんなにいきがるなよ、今楽にしてやるからさ!!!」

赤い目の男はこちらに向かってくる。

少年は鉄パイプを引きずりながら、男に向かう。


死にたくない。死ぬ。死にたくない。死ぬ。死にたくない。自問自答を繰り返す。

男は鉄パイプを持った手を蹴った。

カラン。カラン。転がって行く。


「食物連鎖ってしってるよなぁ??お前はここで俺の糧と成るんだよぉ??」


「糞。。。。」

楽しかったこと、辛かったこと、笑ったこと、色々なことが頭に浮かぶ。

何でこんなことになったんだ。。。


男は少年を持ち上げると首に噛みついた。


ポツリ。。。ポツリ。。。血が垂れている。



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