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槍の狩人

作者: 龍美邦彦

本当なら2万文字ぐらい書きたかったのですが頭があかちゃんのために5000文字数程度になってしまいました本当にごめんなさい 

 ここは異世界『ユエリエーン』

   西の方角に位置するここは少し田舎ではあるが町の人々の活気でにぎわう町オルメン。

   その町の一軒の店『シャシャ』では今日も薄幸系少年で黒髪の今年で18歳この世界での成人男性の歳の人形師シャドロン・レインティールは試行錯誤をしながら人形を作っていた。





  「やっぱり人形の関節を本物の人間みたくするにはあれじゃないといけないな。うん、やっぱりプリズムジェルじゃないと最新の人形はできっこないと思うな。シャム?どう思う」

  「そんなのあたしに聞いてもわかることじゃないとおもうわよ?シャド?お役所違いもいいところね」

  「…君にだって綺麗なものを綺麗だって思う心理はあると思うんだけど…それのさきがけとしてプリズムジェルの採掘作業をしてみようとおもうんだ。もう木材じゃ人形の限界がきてると思う」

  「え~かったるいわね。人形作るのをみてるだけでも面倒なのに。採掘って…汗かいちゃうじゃない」





   そんなことをいって嫌がる素振りを見せるのは見た目シャドロンと同じくらいの歳にしか見えないシャムレット・エンバーン・アージルディール、年齢不詳。シャドロンも出会ったころからこの姿なので年齢を知らない。赤い髪を大人びた風に伸ばしたシャドロンの相方でもある。彼女はこの世界でもっとも稀有な存在、帝を冠する炎の神獣、あるいは人型の神霊獣、精霊である。

   あるときシャドロンに一命を救われたことをきっかけに店に住み着きいつのまにやらオルメンの『シャシャ』の看板娘になっている。彼女が帝を冠する霊獣であるのはごく少数の人しかしらない。



   そんななか二人の会話に入ってきた第三者が店の入り口から入ってきた。

  「やあやあ二人とも調子はどうだい?」


   シャムレットのことを知ってはいても絶対に口を割らない秘密主義かつ情報屋といっても情報は秘匿ゆえに利益あるものだから秘密主義にしてないと信用が得られないのが情報屋である。そんな彼の名は


「おっ!いいところに来たねトーマス。今聞きたい情報があるんだよ」

  「はぁ…いつも嫌な時に来るわね。変態情報屋。あんたのシャドをみる目がいつもゲイじみて気持ち悪いのよ」

  「ひどいなぁ…あぁ…あいたかったよシャドロン。少し髪が伸びたね。ロングヘアーにするのかい?あぁ…いい…実に良い!」

  「はいはい変態は回れ右で帰ってよし、じゃあね、もう来ないで頂戴ね」

  「ひっどいなぁ…いつになくきついよシャムレット嬢、僕は君にはそんなに用事はないんだからいいじゃないか」

  「だから困ってるのよ変態ゲイ情報屋」

  「む…僕の信用を損ねるようなこといってみろ。シャドロンに聞かれたら恥ずかしいネタをヘアアアア!?」

   いきなり赤面した顔をシャドロンにはみせずトーマスとよばれた男の方にいっきにちかより腰元をつかみそれはそれは綺麗なバックドロップをお見舞いしていた。

  「どうやってそんな卑猥な情報を調べられるのかしら!!この変態!」

   この風景に見慣れているのか物おじせず話し出す。

  「そろそろいいかな。トーマス」

  「「ふん」」

   と二人が顔と体を互いに反対方向を向いてその後シャムは離れてレジ前に座りにいってトーマスと呼ばれた見かけは好青年だがちょっとおかしいところのある人物、年齢不詳の長い茶髪をゴムで束ねていて頭には探偵のような帽子と手にはステッキをもっている、トーマス・ロンテは改めてシャドロンの方を向いて握手しに行った、さりげなくシャムはキモといっているが気にしてない様子である。





  「ふむ、ここいらで採掘できるプリズムジェルの場所かここいらは田舎だからと言っても資源は豊富だからあるとおもうな。情報なら売るよ?どうする?」

  「ちなみに量と場所の情報でどれくらい?」

  「君は僕にとって特別な客人だからね、これでどうだい?」

   と言って5本指を出してくる。

  「それは5金貨ってこと?ちょっと値がはるなぁ…3金貨と50銀貨でどうだい?」

   ちなみに100銅貨で1銀貨100銀貨で1金貨である。

  「いや、君ならと思って50銀貨でとおもったけど、3金貨と50銀の方がよかったかな?」

  「プリズムジェルだよ?あのプリズムジェルの情報が50銀貨なんて安いと思うけど…まさか?」

  「まぁ大体はあってるよ、そうそこにはプリズムジェルがいくらでもあるんだけどあるモンスターが陣取っていてね」

  「ちなみにそれは情報料金とるの?」

  「まさか、そのモンスターのレベルを君のレベルから見積もっても大した相手にはならないよ。ちなみにギルドクエストに登録されてるからみに行ってみるのもいいかも。あぁでも倒した報告をしたらプリズムジェルは国がお引き取りかもね。報酬で少しはもらえるかもしれないけど。単騎で狩ってプリズムジェルだけ手に入れるだけ入れて帰るのもいいかもしれないねってまたその眼か」

   その時シャドロンの眼がきついものになる。シャムレットはいつものことだと放置してトーマスも同じようである。

  「そのモンスターは付近に被害を出してるのかい?」

  「やっぱりか…この正義感の鬼さんめ。でもそんな凛々しいところも僕は好きだよ。とりあえず50銀貨をいただこう、地図を出すよ」

   そういってさりげなく銀貨をレジにいるシャムレットからもらいシャムレットもシャドロンの合図で50銀貨を出した。そして地図を広げ一つの鉱山を指さす。

  「ここから東に3キロ先にあるココントールをとおってさらに3キロ先のココン鉱山だよ。相手はヒドラだ3つ首のね。瀕死の重傷者は何人かでてるからココントールの人はクエストをこなせるツワモノをまって鉱山には近づかないようにしているよ。どうする?ギルド経由にする?それとも僕経由だけで行く?」

   シャドロンは悩まずに

「すぐに知らせを報告できるギルド経由でいくよ。ありがとうトーマス。シャム?聞こえてたと思うけど店番だけでも…」

  「私も行くわ、昼から体動かしたかったし最近なまってたのよね」

   と腕をくぅっと伸ばして言った。





  「じゃあ今日は店じまいだね。じゃあ転移魔法でココントールに着いた後ギルドに行ってクエスト受注してからそのあとはヒドラを狩るか」

  「プリズムジェルをギルドに報告する前にとっちゃえばいいんじゃないかしら?」

  「それはできない。貴重なプリズムジェルで生計を立ててる鉱山の人たちに悪い気がしてとれないよ」

  「本当に正義感強いはね…うちの契約者様は。まぁ腕がともなってるからいいんだけどね」

  「ごめんねシャム。僕に振り回されてばっかりで…」

  「いつものことよ!」

   よ!と一緒に背中を軽くこづかれて苦笑いをするシャドロンであった。




   トーマスはというと白いハンカチをだしてキーっとしながら。

  「いいなぁ。シャムレット嬢…まるで熟年ハンター夫婦みたいだ…」

  「ちょっちょっと夫婦だなんてまるで私がシャドロンのこと好きみたいじゃない!」

  「好いてないとこのオルメンに君はもうとっくにいないとおもうけどね!!」

  「う…うぅ~まぁいいわ心の広い私だものこんなの許容範囲よ」

  「話の変え方が下手くそだけどまぁ僕のシャドロンをよろしくたのむよ」

  「ちょっと!シャドは私の…契・約・者なんだからね!あんたに渡した覚えはないわよ!」

  「はいはいじゃあふたりとも旅をごゆるりとってね。じゃあ僕は行くよ、また遊ぼうねシャドロン、シャムレット嬢」

  「あぁいつも情報ありがとうまた会おう」

  「次はもっといいタイミングでってもういないし…」



   二人は身支度をすぐに済ませ店じまいの看板を下げ


「じゃぁいい?」

   と後ろからシャドロンを軽く包み込むように手をまわして

「うんいいよ」

   シャドロンは少し顔の赤くなっているシャムレットのことなど考えてなく言い放ち、すねた口調でシャムレットはシャドロンに聞こえないようにつぶやいた。

  「私ばっかり恥ずかしい思いしてるみたいじゃない…」

  「え?なにかいった?」

  「なんでもない!行くわよ」

   そういった後二人の姿が炎に包まれるとそこには誰もいなかったかのような風景になっていた。

   二人はココントールへと旅立ったのだった。




 二人はまずココントールの入り口からちょっとはなれた場所に転移していた。シャドロンは黒いフード付きに槍のマークの付いた仮面をつけていた。

「じゃあいってくるよ」

「早く来てね、もう体がうずいちゃってしょうがないのよね」

 シャムレットはシャドロンがギルドの方へ歩いて行ったのを見送った。




 ギルド内では緊急要請のクエストが張り出されていた。なにせ3つ首の竜だ、ここの町の付近にはそんな魔物が出ることなんて普通では考えられない。ゆえに今ギルドスタッフ総出で他方の国から冒険者を待っているようだった。

「大変なんだ!あれが採掘できないと俺たちは生活ができないんだ!早く強い冒険者たちをよんでくれ!」

 騒然とする中シャドロンは真っすぐ歩いてゆきに受付嬢に聞いた。受付嬢は仮面を見て驚く。

「あ!あなた様は!」

「はわわわ!今被害者は15名だそうです死者はまだいません!」

「よかった!じゃあこのクエスト受けていいかな?」

「狩人さまお願いいたします!」

【狩人】とは国一つを簡単に葬り去れるほどの力を持つ絶対的の者たちのことを言う。

 2年前に狩人たちの情報を手に入れた王族は戦争の際に援助していただこうとして数人の狩人を王の間に通らせたが王はその時恐怖で冷や汗ををかいたという、その時シャドロン以外の一人の狩人が言った。

「俺たちに深入りするな。自由が好きなんだ俺は。あと俺たちのことは黙秘な、それでいいだろう?」

 王は冷や汗をかきながら言った

「そなたたちにプレゼントがある、この仮面だ!時々でいい!国から狩人の称号としてこの仮面をそなたたちでしかできないクエストがあるときその仮面を被ればクエスト報酬も増すように各ギルドに伝えておく!あとは狩人方のことは秘密にさせてもらう」

「へー、気が利くじゃん、でも俺たちをここに連れてきてそのまま帰らせるのか?」

 王様は少し考え。

「金貨300枚でどうだ?」

「いいぜ」


 兵士たちが横からでてきて金貨のはいった袋を狩人たちに渡そうとするがシャドロンはその金貨もらわなかった

「金はいりません、もう帰らしてもらいます、仮面をつけて僕たちにしかできないクエストはしますが僕のことは秘密にしてもらえれば」

「う…うむ承知した」ではといった瞬間無詠唱の転移魔法で家に帰っていった。


 ということがありちょっと大きい仕事があるときは別に報酬を多くもらいたいわけじゃないけど槍の狩人という以上身分がばれたら嫌なので一応仮面はつけさしてもらっている。


 そして今は槍の狩人として緊急クエスト請け負った


 その後は転移魔法でシャムレットのところに戻った

「この仮面つかいたくないんだよなぁ」

「でも報酬は高くつくんじゃないの?」

「面倒くさいものもらっちゃったな…」

「まあいいじゃないさっさほら鉱山まで転移するわよ!」

 後ろからシャドロンを抱いて二人は転移した。




 鉱山付近へと転移したあと少し歩き時々きこえるヒドラのなきごえがきこえていた。

 シャドロンはヒドラを見つけたと思ったらこちらに火炎放射をヒドラが放った。

「私に任せて!」

 放った火炎放射がシャムレットによって吸収されて全部食べられていた。

「あんまりおいしくはないわね、あなたの炎」

 シャドロンは亜空間から黄金槍をだし。

「一気にきめるよ!シャム?」

「もう?まあいいけど…ちぇ」

 ヒドラとの距離を取り槍を投げるポーズへと変えていき魔力と闘気が込められていく、ヒドラは悟るように震えた。この2人には勝てないと。後ろに距離を取り逃げ出そうとしたそしてにげきれたと思った瞬間。


「震えて眠れ…グングニル!」


 叫んだ瞬間ヒドラの核の心臓を刺していた

 絶対にあたるはずのない鉱山の迷路からその槍は因果を捻じ曲げてヒドラの核へと貫いていた。

「やっぱり一発かぁ…」

 シャムレットがため息交じりに残念がっていた

「それじゃあクエストも終わりだしヒドラの核とっておわりにしようか」

「そうね」

 二人はヒドラの心臓である核を取りヒドラを亜空間から槍とヒドラの死骸を入れた。




 ギルドに報告しにココントールへと戻ってきた。ギルドへ入っていく。いまだに慌てふためいている受付嬢に近づいていき。

「クエスト達成しましたよ?」

 その言葉を聞いた瞬間喜びの声がギルドにあふれていた。採掘をしてた人たちも感激していた。

「仮面のあんちゃん!アンタ最高だ!」

「槍の狩人さまありがとう!」

 すごくよろこんでいた。

 確認のためにヒドラの核をわたす。心臓というよりはガラスのように見えるものだ。受付嬢に見せてみた。

「これはきれいですねぇ…高く売れますよあとヒドラの死骸は…ないですよねぇ…」

「ありますよ?解体所にいきたいのですが?ヒドラは無理ですか?」

「えぇぇぇえ!!」

 びっくりしていた。




 解体所へと歩いていきヒドラを亜空間から放った。

「槍の狩人さま、、、さすがに龍の鱗はちょっと…」

「ん?鱗ならとれるよ?」

 槍を出して鱗だけきれいにそいでいった。解体人はマジックを見るようだった。

「すげぇ…」

「じゃああとは頼むよ肉は町のみんなで祭りでもして消費していいよ。ぼくも祭りに参加したいから今日はこの町でとまるよ。


 シャムレットのとこに戻っていき変装をといて再びシャムレットと町の中に入る噂は町中槍の狩人のことでもちきりだった。

(これは広まるだろうなぁうわさ…やっぱり仮面をもらっておいてよかったよ、顔バレしないで良かった)

 その日はみんなで宴だった、槍の狩人は今日もよく働いたとさ。後報酬でプリズムジェルを1キログラムもらったとさ。これで新しくニューモデルの人形をつくったそうな。めでたしめでたし

何かの狩人系でまた話を作るかもしれませんが、遠い話です

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