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海底の心。

作者: あい

私の想いは

雲のように手の届かないところへ


私の声は聞こえない地中深くへ


心は海底のように真っ暗で何も見えない。

その中で歩く。歩く。歩く。


足が疲れても、歩かなきゃ

呑まれる。暗闇に。



いつも歩いて、転んでも歩いて。

私の足は片方なくなっちゃった。



拙い足取りで歩く。歩く。歩く。



呑まれる。



光もない何も無い暗闇。


座ることすらできず、前にも進めず


地面を這いながら進む。進む。進む。


言い聞かせる。


私は弱くない。私は弱くない。私は弱くない。



私は弱くなれない。



生きる。生きる。生きる。

手の中は空っぽに

幼い頃集めた星のカケラ

海のどこかに消えていった。



死んでしまおうか。

もういいんじゃないか。


随分私は頑張った。


愛の無い中頑張った。


ゆっくりと、目をつぶる

息を止める。




私の想いは…

私の声は…


私の心は死んじゃった。

私の心は生き返ることってあるのかなぁ。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 絶望していくかんじがせつなくつたわってきた。
2017/11/04 07:10 退会済み
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