紹介
神奈川県警捜査一課の刑事の父を持つ海堂翔二。父が追っている”ある男”を共に追っていた。犯人は全国で極秘指名手配されている”右目に火傷の男”死神真治との対決をお送りいたします。
海堂翔二・・・主人公。神奈川県警捜査一課の警部の父親を持つ高校一年生。将来は父の様な刑事になることを目標に父の担当している事件に首を突っ込む毎日を送っているため、父の部下の丹波直樹とは犬猿の仲。
学ランの下に赤いYシャツを着て、髪型は茶髪に金髪のメッシュがかかっているのが特徴。
剣道と空手の実力者で両方とも3段持っている。
中学3年生の頃の修学旅行で幼馴染である高田良平の両親がある殺人犯に殺される現場を見て以来、その犯人を捕まえたく、刑事を目指している模様。
同じクラスの土方蛍に自分の過去を話し、そんな自分を支えてくれた蛍に惹かれ、恋人同士になる。
父の担当している事件を隈なく自分のノートに記録を残している。
土方蛍・・・本作のヒロイン。英語が得意で小説を読むのも大好きな彼女の将来の夢は海外小説の翻訳家。
入学してからは翔二のぎこちない優しさに惹かれ、翔二と付き合い始める。
もともとミステリー小説が好きなため、翔二が首を突っ込む事件に色々助言をしてくれる。
海堂慎太郎・・・翔二の父。神奈川県警捜査一課の警部。毎日自分の担当事件に息子が首を突っ込んでくる為毎回事件どころではない。
翔二以外の翔二の友達である拓也とかには優しく、拓也たちからは「翔パパ」と言われ、慕われている。
どんな事件に対しても熱血だが、自分の息子と同じ年齢の子供が殺人事件に巻き込まれると冷静さを失い、犯人に厳しい尋問をする。
丹波直樹・・・慎太郎の部下で神奈川県警捜査一課巡査部長の25歳。昔、年の離れた弟を殺されてからその犯人である死神真治を捕まえるために刑事になった。
翔二にその弟の面影を重ねている為、翔二にはついきつい言葉を言ってしまうが、本当は誰よりも優しく、翔二の他の友達たちの面倒をよく見る良い兄貴分。
千田健一・・・慎太郎の部下で神奈川県警捜査一課の警部補。翔二や翔二の友達たちに優しく、時には翔二に事件の内容をうっかり話してよく慎太郎や丹波に怒られている。
安藤拓也・・・翔二の中学生からの同級生。学ランの下にオレンジ色のパーカーを着ているのが特徴。友達思いで明るいクラスのムードメーカー的存在。だが、実は父親が不倫をして出来た子供で実の母親は拓也を生んですぐに亡くなった為、父親の本妻の下で虐待を受けながら育った過去がある。
そんな時に、自分を支えてくれた松浦潤、旬兄弟に支えられて明るく元気な高校生に育った。
杉山連司・・・翔二と拓也の高校からのクラスメイト。チャラいイメージを持った男子生徒。だが、その素顔は中学生の頃、親友を殺された過去を持ち、その心の傷から親友と一緒にやっていた音楽を一切関わらないでいる。
鬼灯和也・・・翔二たちとは違って大人しいメガネ男子。小学校の頃から翔二と優奈と一緒にいる成績優秀の優等生でいつも拓也とかに宿題を見せている。翔二たちのグループの中で一番落ち着きがあり、翔二たちの世話役。
神崎美由・・・翔二たちのクラスメイトで、蛍が入学した後の最初の友達。ロングヘアの長身美少女で、母親がモデルをしている。
クールな性格で美人なため男子生徒にはとても人気。
石川優奈・・・パーマがかかっている翔二たちのクラスメイト。翔二の幼馴染で翔二同様空手の実力者。
言葉はきついが、なんだかんだ言って面倒見がよく、友達思いの女の子。
中島進一・・・翔二たちの担任教師。数学の担当教師で生徒たちには大魔王と言われ恐れられている。担任教師としてはだらけており、出欠をとるときもまじめにとった試しがない。だが、生徒思いの一面もあり、それなりに生徒たちからは慕われている。
伊藤彩芽・・・翔二たちの寮の寮長。穏やかで優しそうだが、元ヤンとの噂が・・・。
死神真治・・・神奈川県警が追い求めている凶悪殺人犯で、翔二が刑事になる理由になった人物。黒髪で右目に火傷の跡があるのが特徴で、人を殺すときは日本刀で殺害する。
北は北海道南は沖縄までどういう手段で移動しているかは分からないが、無差別に人を殺害している最悪殺人犯。
高田良平・・・翔二の幼馴染で死神に両親を殺された少年。中学までは北海道で両親と暮らしていた。
高校から神奈川県に戻り、翔二とは別の高校に入学した。翔二に両親を殺した死神を捕まえてくれとお願いする。
松浦潤・旬・・・拓也が慕っている大学生の双子。親に虐待されて育ち心に大きな傷を負った拓也を支え続けていた。中島が高校教師になって初めての生徒で、高校生の頃、夏に残った花火を真夜中の学校に忍び込んで持ち込み、校庭で火をぶっ放した過去があり、それを中島に見られ、説教をくらい、真冬の校庭で上半身裸で腹筋、背筋を強要され、その後中島に首を絞められた過去から中島に「大魔王」というあだ名をつけた名付け親。
牧田智・・・翔二の先輩で3年生。太っている彼女がいる。学校の人間のことはそれなりに詳しいため、学校の人間が事件の関係者になると、翔二が話を聞きに尋ねに来るときに情報を教えたりする。
翔二曰く、情報屋扱い。
鬼束琢磨・・・神奈川県警の鑑識課の警部補。丹波と同じ25歳。
とても礼儀が正しく、翔二に対しても“翔二殿”と呼び、翔二が神奈川県警に顔を出した際には、美味しいお菓子を出してくれる。
だが、心霊物や怖い話が大好きで、その辺は翔二とは合わない。
高橋春那・・・ショートカットのボーイッシュな女子生徒で、優奈の親友。大体、蛍、美由、優奈、春那で学校を共に行動している。
荒川雅紀・・・翔二のクラスメイトで拓也と同じバスケ部。天然、お調子者のお馬鹿キャラ。
花澤透・・・翔二がバイトしているパスタ屋の店員。翔二が兄貴分として慕っている。
日影光一・・・連司が出会った路上ライブをしている8〜9歳くらいの少年。天才的なギターの才能を持っており、絶対音感を持っている。
相原和寿・・・神奈川県警組織犯罪対策課の課長で警視。翔二の父、慎太郎の才能を買っており、息子である翔二のこともかわいがっている。
森明・・・神奈川県にいるヤクザの竜王組の売人。だが、2〜3年前に竜王組を脱走して、死神真治と組み、違法凶器を売りつけている。
神奈川県警からは相当ヤバい売人として、死神同様極秘指名手配をかけられている。
戸川進・・・神奈川県警生活安全課の課長。
当時、虐待されていた拓也を保護し、虐待していた母親とそれを見て見ぬふりをしていた父親を逮捕した刑事。
伊佐美弘之・・・神奈川県警刑事部刑事部長。刑事部を取り締まっている上長。
*****第3章からの登場人物*****
橋本茂・・・拓也の生みの母の兄、拓也の伯父にあたる人物。拓也を自分の息子のように大事に思っている。
橋本貴子・・・拓也の生みの母。拓也を生んだ後、謎の死を遂げる。
安藤裕也・・・拓也の父。妻子ある身でありながら、貴子と関係を持ち、拓也を引き取る事になる。
安藤佳奈・・・裕也の本妻。急に拓也の存在を知らされ、拓也を虐待し続ける。
********2022/3/1追加********
上村重雄・・・神奈川県警本部捜査一課の管理官。事件の捜査は部下に任せて自分では何もしない、文句しか言わない嫌な刑事。
慎太郎が何か疑問を投げかけても何故そう思うのか、その疑問に意味があるのかなどいちゃもんをつけては丹波にイライラされている。
丹波には心の中で”ハゲ”呼ばわりされている。
東武彦・・・青嵐高校校長。ダンディでイケメン。彩芽ちゃんに惚れられている。
石田匠・・・青嵐高校教頭。自分の学校の生徒は常に問題児だと思い、信じない。
問題児と判断した生徒には厳しく指導をする。が、校長には胡麻をするのが得意。
中島には心の中でも直接でも”ハゲ”と呼ばれている。
***********2023/10/3追加*************
一成時人・・・神奈川県警サイバー犯罪対策課の刑事。階級は巡査。丹波より一つ年下の二十四歳。
仕事もできるが喋り方から冷たい印象を受けるが、丹波の事が苦手らしく丹波の前ではびくびくしている。
丹波はそんなこと気にせず調べてほしいことがあれば一成が忙しくても無理やりやらせるから苦手らしい。
警察関係の話を中心に書きますが、ドラマや小説をもとに警察の現場などを執筆いたしますので、実際の警察の現場などと異なる場合があります。ご了承ください。