表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
1/12

右も左も

四十年程前、父に連れられて上京した事を覚えて居る。まだ東北新幹線は無かった。

何処かに古郷の香りを乗〜せて 

歌に唱われた上野駅は印象に残っている。

父が帰郷したあと一人で上野の丘からビル街を遠く眺めた事があった。

良く晴れた日であった。

(こんな都会には負けないぞ)

そうこゝろに強く思ったのを覚えていた。

通う学校は上野公園隣であった。

当時は時流で、彼方此方で○○デザイン学校と、雨後の筍の様に沢山のスクールが

誕生していた。

毎日、埼玉の寮から、重い教材をぶら下げて通ったものだ。

授業が終わると、毎日公園内にある博物館、美術館巡りをした。

仲間が出来ては何やら語り合ったらしいが、殆んど覚えては居なかった。

生徒仲間には今流のファッションに身を包んだ、○○そうな連中も多く、

等別彼らと語り合う事は無かった。

課題は多かった、

ポスターカラーの平塗り、レタリング、レイアウト、デッサン、クロッキー

色彩学、其れなりに毎日を過ごし、明日を夢観て居たのだろう。

上野には科学博物館が有り、その前には灌木の間にブロンズ像が木漏れ日に照らされて

居たのを覚えていた。

誰有ろう、彼の有名な野口博士であった。

「今日は、またお会いしましたね。」

しかし、博士はじっと試験管を掲げて見つめていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ