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『僕がいた過去 君が生きる未来。』SS  作者: 結月てでぃ


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うちくる?

「……っ!」

 とてとてとエディスがコートの裾をはためかせ、どこかへと歩いて行く。キャスケットを被り、折角のお忍びなのにそんなに歩き回ってはバレてしまうのではないだろうか。

「ギールッ!」

 ああでも可愛い……。

「なあに?」

「にゃんこだぞー」

 にゃーんと一鳴き。

「可愛い!」

 白いふわっふわの可愛い猫を抱き上げふんわりと微笑むエディス。可愛い。可愛すぎる!

「だろ! コイツ可愛いよなあー」

 とにゃんこをぎゅーっと抱きしめる。あ、あれ?

「い、いやそうじゃなくてっ!」

「飼っちゃ駄目かなあ?」

 エディスがうーんと悩んだ声を上げる。

「おまえ、うち来るー?」

 にゃーんとまた一鳴き。目の前で繰り広げられる可愛らしすぎる行動に鼻血を吹きそうになりながら必死で声を掛ける。

「猫、好きなの?」

「うん! 好きだぞ!」

 にこっとまた笑顔。そ、そうだったのか。

「折角家買ったんだから、飼いたいんだけどシトラスが駄目って言うしなあ……」

「シトラス、動物は好きだけど飼うのは嫌がりそうだしね」

「俺ちゃんと世話するのになー」

 あれ、何このお母さんこの子飼っていいー? 駄目ですよーな会話は。俺、恋人ですよ?!

「ちえっ、じゃあ、ばいばい」

 とエディスが猫を地面に下ろす。また猫がにゃーんと鳴いた。お前鳴き声のバリエーションはないのか。

「な、ギールは動物何が好き?」

「ハムスター」

「ちっちゃいのが好きなのか?」

「うん」

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