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甘酸っぱい色



行ってきます

って言ったら

行ってらっしゃい

って言ってくれる人がいる


ただいま

って言ったら

おかえり

って言ってくれる人がいる


それだけでも幸せなのに

私は何かに囚われている


道を歩く黒猫を見て

呟いたんだ


あんたは自由だね って


鐘の鳴る方へ

音を頼りに

歩いてみたいけど

足がうまく動かない


愛しかった人がいる


青い空なんて無い

何も無い


そんな世界に色を付けてくれた


愛しいと思ってたあの頃

今だってそう


あなたを忘れられないんだ


好きだから

今でもあなたが好きだから


笑うと細くなる目も

薄くて少し大きめな口も


あなたを忘れられない


でも


きっともう会うこともないでしょう


あなたにこの想い

伝えることもないでしょう


いつかあなたを忘れることが出来たなら


また私は

鐘の鳴る方へ

歩いていきます


私も自由になれたなら


この想いも

私の世界を色づけてくれるでしょう


明るくて

甘酸っぱい

素敵な色を










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