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それは、7月も終わりの、よく晴れた日のことだった。
僕、藤田俊介は、友人である倉橋と一緒に、学校へのうだるような道のりを、いつものように歩いていた。
まぁ、もう一人いる場合もあるため、いつものようにとは言えないかもしれないが、その程度である。
「あー。また公衆電話撤去されてる。この町に残りいくつだっけ、俊介?」
「あと2つだ。厳密にはちょっと遠いところにもう一つあるが。そして、僕はもう携帯買った。だから、『公衆電話のことなら僕に聞け!』みたいなのやめろ。」
「そういやそうだったなー。やっぱりあの公衆電話生き残り対策も無駄に終わったかー。」
「そりゃねー。周りから中を見えないようにして、なおかつ防音機能をつける。とか、あほかと。」
「なら料金下げろって話だよなー。」
アホそんな会話をしながら、そこそこに楽しい日常を謳歌していた。
ちなみに一人称が僕なのは、昔からずっと変えてないだけで、特に意味はない。
いつもどおりの日常である。
「そういえばなんだけどさ、今日、お前のクラスに転校生が来るらしいぜ!それもめっちゃ美人といううわさが!」
ふと、倉橋がまくし立てるようにそんなことを言い出した。
「どこがそういえばだよ。公衆電話から何がどうすれば転校生になるんだよ。」
「学校が見えたからな、話さなきゃいけないことだったし。」
「まじで意味わからん。なんで話さなきゃいけないことなんだよ。」
「お前のクラスのことだから。お、もう着いたか、じゃ。」
「おうー。」
別れて教室へ向かう
マジでなんだったんだ。
転校生。席のスペース的に僕の隣になるのかー。窓の所有権が取られてしまう。
でもま、ラノベ的展開も期待できるし、そのくらいはしかたないか。
そんなことを考えながら廊下を歩いていると、もう教室の前についてしまった。
ありもしない期待をしながら、僕は教室へ入る。
もう少し長く書こうと思ったんですが、話数稼ぎと、めんどくささのため、これからも、この程度の文量にしたいと思います。




