一年間構想した非テンプレダークファンタジーを10万文字投稿した結果!
結論から言います。
びっくりするほど読まれない!
三話目に行くまでに切られます!
ではなぜ、読み進めてもらえなかったのか。
大きな4つの要因に分けて、徹底的に考察していきたいと思います。
要因1 「タイトルが短すぎる!」
なろうといえば、長いタイトルの作品ですよね。
目立つので見つけてもらいやすいし、タイトルだけで、読者が好きなジャンルの作品か見分けられるのが強みです。
しかし、私の作品のタイトルは
『ロマンチスト・ソウル』
たった10文字です。
地雷臭がすごいですね。
これだけでは、異能力バトルモノだと分かる人もほとんどいないでしょう。
私も、サブタイトルくらいは付けるべきかなと思いました。
しかし、批評してもらっていた友人に、きっぱりと言われました。
「このタイトルで完成してるんだから無粋なことしなくていい」
ということで、このタイトルそのまま投下しました。
後悔はしていませんが、まぁ、読まれませんね。
・要因2 「主人公が最強じゃない! ご都合主義でもない!」
スマホで片手間に読める作品に求められているのは、「簡易的な快感」です。
サクッと読めて、サクッといい気分になれる。
しかし、この作品の主人公『蓮界 悠真』は、そんな作品とは対極に位置する主人公でしょう。
悠真の能力は『残響』
他人の感情や記憶を空間を流れる『波』として読み取り、保存できる能力です。
作中だと、レコードとも表現されています。
そして、『理想主義者』
これは、「自分のやるべきだと思ったことを迷わず実行できる」能力です。
言ってしまえば、ただの行動力アップですね。
現時点では、能力なのかどうかすら怪しいレベル。
最強じゃないです。
それどころか、能力の性質上、人物一人一人の感情に重きを置いているため、
「気に入らん敵ぶっ飛ばして快感!」
なんて、気持ちいい展開には全くなりません。
毎回毎回、感情を読み取り、考えて、思いを伝える。
戦闘に発展しないよう立ち回るわけですね。
こういうの、なろうには需要ありません。
じっくりと時間をかけて読み解いてくれる読者向けの作品を、簡易的な快感が求められるサイトに挙げる。
矛盾してますね。
・要因3 「テンポが遅い!」
さて、このような地雷臭モリモリの作品に、手を伸ばしてくれた方もいました。
本当にありがたい限りですが、そのほとんどは、5話目までに切っています。
では、それは何故か。
テンポが遅すぎるからでしょう。
(「下手くそだから」は置いておいて下さい)
「ロマンチスト・ソウル」はまず、主人公、『悠真』の過去回想から入ります。
この回想は、悠真の「人を助けたい」という、傲慢な理想の根源となる話です。
悠真が先にいじめっ子のところに割って入って、それで標的を変えられてボコされてるところに、『鋼』君が登場して、ほとんど関係のない悠真を救ってくれます。
そして、それはかつての『記憶』を見た夢で、目が覚めて現代に。
ここで一つ注意なのですが、回想時点では『能力』は人々に一般的に与えられておらず、現代に戻るまでの間に、人々に『能力』が与えられています。
ここまでが1話です。
なんと、「異能力バトルモノなのに、1話目に能力が出てきません」
狙いとしては、『能力』に関わらず、悠真の『理想』の根源がどこにあるのかを示したかったわけですが……
とんでもない作品ですね。
そして、2話の現代。
悠真が通りかかったおばあちゃんの荷物持ちをしながら、雑談形式で世界観を示していきます。
人々に能力が与えられた事による変化。
悠真が自身の能力に思うこと。
能力犯罪の影。
そしてその夜、先程の回想に出てきた、『鋼』君が、自身の能力を用いて暴動を起こそうとしているところに出くわします。
鋼君が得た能力は『磁界操作』という、磁力を操れるとても強力な能力です。
それゆえに、妬まれ、結果を残しても正当に評価されない。
そんな社会への怒りと呆れから、
「もはや失望されたい」
という破滅願望を持つようになりました。
それと、悠真が対峙し、『残響』を用いて説得して……
と、ここまでで大体切られます。
長すぎるし、インパクトも弱い。
でも、私は思うんです。
「最初から取ってつけたような展開で、カタルシスが生まれるのか?」
だから、とてつもなくスロースタートです。
まぁ、途中で切られてしまえば、本末転倒ですけどね。
その分、その後に繋がるようにじっくりと書いています。
言ってしまえば、ここは前座なので。
・要因4 「ヒロインの過去がエグすぎるし、チョロくもない」
というわけで、鋼の説得を終えた悠真は、その後『琉琉助』という謎の男に接触され、
「『千秋楽山』に来てくれ」
「死にたがっているような少女は見過ごせないだろ?」
とワケのわからない事を言われます。
これも今後の展開に関わる伏線の一つなんですが、急すぎてついてこれなかった人も居るかもしれません。
話を戻すと、そんな事を言われてしまった悠真は、「千秋楽山に行こう」となります。
『理想主義者』の影響で補強された自身の意思で、救うための行動をしてしまうわけです。
そして、千秋楽山に行く途中の、人のいない村で声をかけてきたのが、今作のヒロイン『嵐山 桜』です。
コチラの『嵐山 桜』というヒロイン。
おそらくですが前代未聞のヒロインです。
悠真は、『残響』の能力で、彼女と目を合わせた瞬間に理解します。
『村の人達全員、この子が殺したんだ』と。
そして、悠真は桜と少しずつ関わりながら、「どうして人を殺したのか」と問います。
図星を突かれた疑問と怒りで震える桜を宥め、悠真は桜の記憶を読みます。
これがとんでもなくエグいです。
ざっくり言うと、
両親が失踪し、それから弟たちを養うために身売り。
村の生贄信仰によって、目の前で弟を殺され、自身も殺されそうになった所で、『能力』を発現させ、村の住人を一人残らず虐殺。
そして、記憶のなかで、桜は一つの結論に辿り着きます。
『綺麗な人の手で殺してほしい』と。
そして、悠真にこう頼みます。
『私を殺して?』
悠真は分かるんですよね、残響で、これが彼女にとって救いになると。
それでも、悠真は桜を救おうと必死に思考します。
それで出た答えが
『桜の罪を半分もらったから、俺は綺麗じゃなくなった』
『この借りた罪が綺麗になるくらいの善行をしたあとで、桜を殺す』
です。
ヒロインとの関係で求められているのは、
『主人公君ありがとう!』
『主人公君大好き! すごい! かっこいい!』
なんだと思います。
でも、それは私には刺さらなかった。
私が書きたいのは、恋愛関係すら越えた、
「死の誓いによる絶対的な信頼と、共に背を預け合える対等な関係」
なんです。
なので、圧倒的に壮絶な過去を乗り越えることで、ヒロインにも一人の人間としての『強さ』の根拠と土台を与えています。
そんなこんなで桜と「死の誓い」を結んだ悠真ですが、そこに『生贄信仰で祀られていた神』が降臨し、作中でようやく異能力バトルらしい異能力バトルが始まります。
異能力バトル作品なのに、バトルが始まるまで約6話。
じっくりと『戦う意味』や、『覚悟の要因』、そして伏線を書いているのでテンポ最悪です。
……そりゃ読まれないに決まってんじゃねぇか!
・結論
こちら、30話、文字数にして10万文字程投稿しましたが、あまり読まれていません。
理由は主に
「タイトルの地雷臭」
「テンポの悪さ」
「簡単に気持ちよくなれない」
等だと思っています。
非テンプレ、独自世界観のダークファンタジーを描く際には、ぶっちゃけ仕方のないコトなのかもしれません。
また、私の実力不足も当然もあります。
それでも、構想し続け、書き上げた10万文字に後悔はありませんし、これからも書き進め、どうにか完結まで足掻いていきたいと思っています!
もし、少しでも「覗いてやろう」と思って下さった方は、こちらへお願いします!
『ロマンチスト・ソウル』
https://ncode.syosetu.com/n0594ll/
・終わりに
ここまで読んでくれた方、ありがとうございました!
良ければ感想等お待ちしております!
また、「非テンプレファンタジー」書いてるよ!
って方は、見に行きますので教えて下さいね!
じっくり読ませてもらいます!
「1年間構想した」というのは、カッコつけてますけど妄想しながらプロト原文書いてただけです。
一応、プロト版の方は完結まで書いてますが、その当時は人に見せるつもりではなかったので適当で、じっくりと清書作業している段階です。
読んで下さった方に、本気で、本物の「ゾクゾク」を、ぶち込んでやりたいんです。




