表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/24

22.完全勝利

会場に発砲音のような音が響きわたる。

叩かれたことにより、アリシアはよろめいて

そのまま尻もちをついた。

「あ、あんた一体何考えて…!」

「あんまりにも馬鹿らしい理由で私を陥れたから

腹が立ってつい。」

ヒリヒリした手を片方の手で撫でながら、冷めた眼差しでアリシアを見下ろす。

「話を聞いていれば何よ?

自分が幸せになれなくて私が幸せそうにしているの見たら腹が立って?それで婚約者奪って?幸せになろうとした?

バッッカじゃないの?」

「なんですって!?」

「いや、本当のことを言っただけだから。

大体ね、あんたは、人のこと洗脳してるけれどそれで皆から好かれてもあんたが虚しいだけよ?あんたは偽りでもいいから愛されたかったわけ?」

「言わせてもらうけどね、あんたがいくら私を陥れて人のこと洗脳してもね、幸せになれないわよ?何よりはあなたは殺人や違法物を使用しているのだから尚更よ。」

「あんたに、何が…!」

「いや知らないわよ。あなたのことなんか。

家でどんな扱いを受けていようが。だけどこれだけは言えるわよ。」

そう言って、アリシアに向かって顔を近づけて

面と向かってこう言った。

「幸せっていうのは、自分の力で手に入れるもの。

あんたは、まずどんな扱いを受けようが自分自身を信じなければいけなかったの。そして、他人との幸せを比較してはいけなかった。残念なことにあなたは、この2つのことが出来なかった。その結果、あなたは幸せを手に入れることができるはずだったのに自らそれを遠ざけて悪事に手を染めた。

そしてこの結末に至ったのよ?」

そう言えば、悔し涙なのか、自分が愚かだったのかが伝わったのか涙を流していた。

「うああああ…!」

子供のように声を上げて泣く彼女に誰も

近づくことはなくただ呆然と眺めていた。

それから、騎士はアリシアに手枷をつけて無理やり立たせて

会場を出ていった。

彼女にも色々な事情があったのかもしれないけど、だからと言って同情する気は一切ない。

どんな事情があろうが、なかろうが彼女は犯罪に手を染めた。それは変わりないのだから。

まあ、これ以上晒し者にするほど私は意地悪ではないし

舞台はこれにて終わりにしよう。

読んでくださりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ