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過去に行く事への探求

現代、スーパーコンピューターなどの台頭により、人は、少なからずスーパーコンピューターなどにコントロール(行動制御)されるに至った。


そして、現代社会の子供たちは、スーパーコンピューターなどによる『平等不平等計算』により、大人より比較的強い『スーパーコンピューターが味方』についている状況となった。


そのような状況の中で、未来は、スーパーコンピューターによる確率計算によって少なからず予知できるものの、過去に戻る手法は未だ見つけられずにいた。


そして、過去へ行く方法が発見されたのは、今からはるか未来であり、『ブラックホール』から『別の宇宙』に存在する『地球』に行くことが必須となった。


ブラックホールははるか未来に、『ワープ空間』としての機能があることが判明し、その先は、『この宇宙』のほかに『別の宇宙』もあることが判明したのである。


その『別の宇宙』には、過去の『この宇宙』が含まれると考えられ、そこに行くことができれば、『過去』へとタイムトラベルができるというのだ。


ただし、過去の『この宇宙』が歴史上のどの時点であるかは、判然としていない。


そして、過去に行くに際して、どのブラックホールから行くのかが問題になるが、それについて非常に有意義な研究結果が判明した。


それは、『太陽』の『コア』にあたる部分に、『ブラックホール状』の『ワープ可能な空間』がある可能性が指摘されたのである。


それによって、『太陽』にある『ブラックホール状』の『ワープ可能な空間』を経由すれば『別の宇宙』に存在する『地球』に行く事が可能であることが指摘されるに至った。


しかしながら、灼熱ともいわれる太陽に『有人探査』をするなど、倫理的側面などから数多の問題が指摘された。


しかし、志願するならやむを得ないという論調で、何とか『太陽内部のブラックホール状のワープ空間への突入』もとい『太陽への有人探査』のプロジェクトは一定の理解を得た。


そして、アメリカやフランス、イギリスによる技術的支援によって、『宇宙艇』の製造が進められた。


『宇宙艇』には、『太陽』突入の機能、『ブラックホール』での挙動に関する機能、『居住空間』としての性能や、『過去』の『地球』の大気圏から地上を探査する機能など多くの性能、機能が求められた。


ここでも、倫理的側面から問題になったことがある。それは、『現代』の『地球』との『交信方法』である。


どうやって『現代』の『地球』と『交信』を保つのかと言う点である。


ましてや、光も脱出できないと言われる『ブラックホール』を経由して行った先で『交信』する方法などあるものかという点、厳しく追及された。


一歩間違えば『捨て駒』的なプロジェクトととらえられかねないものだった。


そんな中、プロジェクトチーム側の出した答えは、『捨て駒』的なプロジェクトであるという自認だった。


燃料は、地球と太陽を二往復するのに十分な燃料を搭載することとし、『太陽』突入のシステムは、突入後、『解凍』することから『Zipシステム』と名付けられ、最高峰の『凍結』技術を搭載した。


『宇宙艇』は二機造られ、それぞれ一人ずつ入れる仕組みとなっていた。


そして、その『宇宙艇』で『過去』の『地球』に行く二人のコードネームが公表された。


不知火(しらぬい) 達也(たつや)



奥城(おくしろ) (ゆかり)


だ。

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