第83話 第一回魔王城おっぱい俳句大会 その1
「それでは、教養と交流を深めるため、今から第一回俳句大会を開催する! ルールは17文字で必ずおっぱい関係の言葉を使うことだ! 何か質問があるか!?」
謁見の間でのいつもの朝礼の最後に突如魔王が爆弾発言をぶちかましたため、全員目が点になった。
【ちょっと待ってくださいよ! 何故俳句!? しかも何故季語じゃなくておっぱい!?】
「質問が多過ぎるぞムネスケ、何かの漫画でそなたの世界では大人気の教養スポーツと書いてあったため、我が軍でも取り入れていこうと思い立ったわけだ。後、季語なんてわからんし面倒くさい! 昨晩ちょいと漫画召喚し過ぎて魔力使い過ぎでだるいんだよ!後、おっぱいは魔力の元で非常に大切だ!」
【なんか全てがおかしいですよ! カルタ取りかなんかと勘違いしてません!?】
「質問はもうないな、では開始!」
【ひでえ!】
「なお優勝者には特別に我が望みをを一つだけ叶えてやろう!」
【揉みます、じゃなかったやります! ええ、やりますとも!】
というわけでなし崩し的に拷問のような句会が始まったが、正直言って俳句なんて作ったことがないしさっぱり勝手がわからない! 仕方がないのでうんうん言いながらようやく一つ練り上げた。なんか隣のメディットがサラサラと大量に書いてるのがちょっと怖いんですが……
「よーし、皆出来たな! ではまずはムネスケからだ!詠み上げろ!」
【はい! 『実るほど乳首を垂れるボインかな』です!】
「ほほう、中々情景が思い浮かぶ良い句だなって言うと思うか馬鹿たれ! パクリだろうが!」
【意外に手厳しい!てかよく知ってますね!】
「呪○廻戦に書いてあった! 次、ミレーナ!」
「はい! 『偽りの乳でも無いよりマシだろう』です!」
「中々泣かせる句だがそりゃ個人的過ぎるわ! 没!」
「うう……せっかく必死に考えたのに……くっ、殺せ……!」
「はいサクサク行くぞ! 次、リプル!」
「パパパパパパスです……!」
「リプルーっ!」
というわけで既に三人死亡し生き絶え絶えな一同であったが、一人メディットだけは涼しげな顔で待機しているので、魔王も振り上げた拳を一旦下ろし、「さて」と呟いた。
「そなたはやけに余裕しゃくしゃくな様子だが、そんなに自信があるのか、メディット!」
「フフフ……魔王様、喰らうガオ、ボクの母乳俳句の嵐を!」
「こ、これは……」
魔王はメディットが玉座まで紙飛行機状にして飛ばしてきた、大量に書き込んだ紙切れを見て絶句した。




