第60話 修練場の戦い その15〜おっぱい四天王たちのそれぞれの事情2〜
「ボクも昔は相当ヤンチャで、違法極まるあんな研究やこんな研究に手を染めていたけど、ちょっとやり過ぎて遂にお縄になって死刑判決を喰らったんだガオ。でもいざ磔刑となる間際に、魔王様が、『いくら外道とはいえ、こやつの類を見ない才能をここで終わらせるのはあまりにも惜しい。そこで今までの悪行を心から反省し、我を支える魔王軍幹部となって忠誠を尽くすなら、魔王権限でその罪を許してやろう。どうだ?』と交渉を持ちかけてきたんでこれ幸いと一も二もなく飛びついたんだガオ!」
【どれほどの悪魔的実験をしてきたの!?】
聞いちゃダメだとは思いつつもどんどん深みにはまってしまう。恐るべし策士!
「うーん、それは例のおっぱい博士ことクーパー大先生の数百倍はひどいことガオ! 例えば生きたままの女性魔族のおっぱいに乳首から魔改造した毒汁を出す寄生虫を流し込んで……」
【もうやめて! 聞きたくないわ! 僕が悪かった!】
僕は耳を塞ぎたくなったがあいにく耳も手も存在しなかったので、できる限りの大声で腐れスフィンクスの妄言を妨害する他なかった。
「ひっでーガオ! そっちが話せって言ってきたくせにガオ!」
【ケースバイケースってやつです! それで、そこで昼寝しているリプルさんはどんな経緯ですか? 到底魔王軍幹部に自ら申し込んできたとは思えませんが……】
僕は話をそらしたくて、床に寝転がったままブクブクと泡を吹いているセイレーンに注目を促した。
「ああ、彼女についてはいささか事情が複雑だけど、全然起きそうにないしだんだん腹が立ってきたんでせっかくだから特別に話してやるガオ! その代わり魔王様の母乳をいつか一番先に飲めるよう協力をお願いするガオ!」
【どう協力すればいいのか微塵も思いつきませんよ! まあ、別にいいですけど】
「ヒャッハーガオ! 絶対ガオ! 約束ガオ!」
というわけでここに闇の協定が結ばれ、メディットの吟遊詩人のごとき昔話が始まったが、ガオガオうるさいししょっちゅう下ネタをぶちこんでくるので以下に要点をまとめてみました、まる。




