43.とあるボクの2日ぶりの帰還
『ふわぁ〜……あれ⁈ここってボクの家だ〜‼︎』
ボク達はあれからまたご飯を食べたりしていたら夜になり、変身したままギルド寮のベッドで寝たんだけど、いざ目が覚めてみたらボクの目線は黒柴のそれで後ろを見るとボクのくるんとした尻尾も見えた。
後ボクは昼寝をしてた筈なのに、朝になってるから大分時間が進んでるね〜?
『なんだ〜ちゃんと帰って来れるじゃ〜ん!もしかしてもう帰れないんじゃないかって心配しちゃった〜!』
ボクはいつも通りに餌づr………飼い主から朝ご飯を貰って朝の散歩、飼い主が寝坊したらしいから30分ぐらいで終わったよ!やったね!
その後今日は家の中での仕事じゃなくて、外に出かける仕事らしく、散歩から帰ってきたらボクのリードは外したのに胴輪は外し忘れたままバタバタと準備をし始め、準備が終わったら荷物を持って玄関に走って……
「くーすけ、俺はもう仕事行くからお留守番頼むぞ!じゃあいってきま〜す‼︎」
『い、いってらっしゃ〜い…』
__ガチャッ…!バタンッ‼︎‼︎…カチャカチャ…!
こんな風に嵐のような勢いで出ていっちゃった……ボクの胴輪?それは結局思い出してくれなかったみたいで外してくれなかったよ〜…
『この胴輪どうしよう……う〜ん…自力じゃ外れないし帰ってくるまで我慢しよっと…』
ボクは胴輪のことは諦めておもちゃで遊ぶことにした。いつもの音が鳴る豚のおもちゃを鳴らして遊ぶのだった。
__ブゥ‼︎ブブブブゥ‼︎ブゥ‼︎ブゥ‼︎ブゥ‼︎ドタバタドタバタ‼︎‼︎
『わ〜い!やっぱりこれ楽しいな〜‼︎』
ボクはしばらく豚のおもちゃを鳴らして投げてブンブン振り回して遊んでいると、唐突に玄関からガチャガチャと音が聞こえた。
__ガチャッ!バタンッ!
『あれ?飼い主が帰ってきたのかな〜?』
ボクはいつも通り玄関にお出迎えしに行くと、そこにいたのは飼い主じゃなくて全く知らない男だった。
『あれ〜?誰〜?』
「ん?あぁ、こいつが創兄さんの飼い犬か〜?確かくーすけだっけ?
俺は桑水流愁だよ。創兄さんから胴輪つけたまんま忘れてたから、代わりに外しに行ってくれって電話されて来た創兄さんの弟だから、噛んできたりしないでね?」
『へぇ〜?飼い主に弟なんていたんだ〜?まぁ散歩以外だと邪魔な胴輪外してくれるならいいけどね〜』
__カチカチ…スルッ!
飼い主の弟はボクの胴輪を外してくれて、やっとボクは胴輪から解放された。
「よし任務完了っと…確か報酬に冷蔵庫の中にあるケーキ食って良いって言ってたし、食って昼寝するか〜!
くーすけはオレの事は気にしないで遊んどけよ〜」
そうして飼い主の弟はキッチンの方に行って冷蔵庫からケーキを出すと、それを食べて食べ終わったらソファに寝転がって大きないびきをかき始めた。
「ぐおぉぉぉぉ、すぴぴ〜…ぐおぉぉぉぉ、すぴぴ〜…」
『本当にそのまま寝始めちゃった〜……あといびきうるさ〜い…』
そうして飼い主の弟は昼寝を1時間ぐらいした後「くーすけまたね〜」って言って帰っていった。ちなみに飼い主の弟はボクのおやつとしてケーキを少し分けてくれたよ〜!良い人だね〜?




