星々の手紙
私は医者、星々の治療を行っている。
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何もない空間に大きな回転が加わると、
光り輝く渦の中、新しい星が生まれる。
新しい星は、周りの星たちへ生まれたことを伝える。
それは彗星という形で話しかけてくる。
彗星から地球に、一筋の流れ星が届く。
「はじめまして」
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星は空間を歪め、何もない空間へ落ちていこうとする。
そのまま治療を行わないと、ブラックホールへと姿を変える。
危険を知らせる周りの星たち。
信号は大きな風となり、隕石をまき散らす。
太陽風に乗って、地球に流れ星が落ちて来た。
「先生、急いで!」
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手術は大胆に超新星爆発をさせる。
最後に飛び散る欠片は、様々な方向で新たな息吹を芽生えさせる。
今、ある星座で星が消滅し、流星群となる。
「皆さん、いままでありがとう。」
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流れ星は、地球に届く星たちのメッセージ。
一粒一粒が、様々な悩みを持ち掛けてくる。
流れ星に込められた思い、私はちゃんと受け取ってるよ!