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プロローグ

「貴様の負けだ。」


 その言葉に主である魔王エーシル・ヴォルヴァの右手が俺に心臓に突き刺さっている。俺はその傷の深さと現在魔王が使用中である魔法の魔法陣を見てすでに治癒魔法如きでは助からないことを確認する。


「そのようだな。これでお前との勝負は221勝222敗129分けになってしまったという事だ。負け越しになったのは300年ぶりぐらいか?」


俺は最後に残された時間で彼女と会話を続ける。


「さあな。そんなことはどうでも良いことだ。さて、お前の今回の命もあと30秒ほどだが転生魔法を行使しなくても良いのか?」

「何を言っている?あんな魔法5秒で描けるぜ。」

「傲慢なやつだ。そんなに急いで描いたら魔法陣にミスが生じる。早く描け。」


 確かにそうである。仕方ないため、今は魔法陣の作成に意識を向ける。転生魔法は開発にこそ時間がかかったが、行使するのはとても簡単だ。そうこうしているうちに描き終わった。


「最後に伝言だ。俺の配下の奴らに言っといてくれ。魔帝は近いうちに蘇るとな。」

「わかった。伝えておこう。次に会う時はさらに強くなっておくとしよう。」

「テメェはもう十分に強いだろうがよ。やめとけ。」


その言葉を最後に俺は転生魔法を放った。意識が溶けていく。何か外で大きな声が聞こえた気がしたが関係ないことだ。さてどのような魔族に転生していることだろうか。できれば魔帝領の誰かだと助かるんだ…が…。

魔帝と魔王は一体なぜそんな激戦を繰り広げていたのでしょうか…不定期的にまったり更新していきます。

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