ダンジョンが迷宮攻略! そして戦いへ
ダンジョンは冒険者に踏破されたり
逆に冒険者をぶち殺したりしながら思った。
「俺も冒険してえ~」
善は急げである、ダンジョンは冒険するために特訓した。
まずは動けるようになることから始めた。
やる気をだして、ダンジョンは自分に5013114514810本の
足を生やし、地面から抜け出た。
次は装備だ、洞窟型ダンジョンなので、皮膚は土である。
これはいけない。
水に溶ける。
なので近所の巨人の鍛冶屋に、ダンジョンはヨロイを作ってもらった。
うれしさのあまりダンジョンはそこら辺を飛び跳ねた、
そこら辺の冒険者はダンジョンに潰されて死んだ。
だってダンジョンってデカいもん。
お次は仲間である、ダンジョンは困った。
仲間と言えば、酒場で集めたり、ゴミ箱に入っていたり
べんぱつだったり、さいころ振らなきゃ能力ができなかったり
そういうのが
仲間になったりするものだろう?
ダンジョン君には仲間はできそうにない。
なので一人旅だ。
ダンジョンは、近所の地下迷宮に向かった。
地下迷宮の入り口に向かって叫ぶ。
「クリアしてやるぜ!」
すると迷宮が返事した。
「やめろボケ」
ダンジョン君これにはびっくりこいた。
「テメエのそのバカでけえ図体で俺の中に入れるわけねえ
バーカ、死ね、今すぐ」
迷宮の喋りにダンジョン君はムキになる。
「あ?入ってやるよ!」
ダンジョンは、迷宮の入り口に無理やり体をねじ込もうとした。
「ぎゃあああああああ」
迷宮は無理やり入り口を開かれ悲鳴を上げる。
人間でいうなら、口を限界以上に無理やり開けられてるようなものだ。
「コノヤローこのやろーコノヤロー」
ダンジョンは体をねじ込みながら
迷宮の入り口にちょうどいた冒険者を潰したのを感じた。
そして、格闘は810分続き、ダンジョン君の体が
半分くらい入ったところで終わった。
今度は人間には、例えません。
「ふひ・・・・ふひひ」
ダンジョン君は迷宮が確実に死んだなと思い笑った。
もう、冒険なんてどうでもよくなっていた、
「攻略、成功」迷宮殺しをそう表現し
迷宮から体を引き抜こうとして。
「あ、あれ」
体は引き抜けなかった。
「だッ、だれか―!助けてー!」
ダンジョン君は助けを呼ぶが、無駄だった。
必死でもがき、いつしかダンジョン君は力尽き
ゆったりと、それが自然であるかの如く朽ち果てた。
良い子のみんな!ダンジョン君みたいにならないでね!