人物・設定・世界観001
とりあえず世界観独特過ぎたので反省。
ちょっとでもわかりやすいように設定というか妄想載せます
見た目は14~16ほどの少女。
白い髪、開けっ放しの灰色のカメラアイの目。瞳の奥はレンズが距離に応じて収縮している。
顔は常に無表情で、顔面も鉄で造られているので口は動かない。
体は銀色の人形のようで、体の節に当たる部分は銀のリングで句切られている。
関節部分はむき出しのコードや鋼鉄が丸見えのメカバレ型。
性器や乳首のような部分はなく、女性らしい胸もない。丸みを帯びた寸胴形態。
そこ、貧乳と言うな。
ヴィランが全力を出して10年掛けて作った体であるため、常識外の身体能力。
ただし定期的なメンテナンスをしないと動きについて来れず、頻繁にパーツが破損している。
細かな欠損は多いが、親指と人差指の二本で鉄のインゴットくらいならプレートにできる。
「ヴィラン」
この小説のもう一人の主人公。
一度口を開くと、そのほとんどがおしゃべりのために長い言葉になる。
そうしたおしゃべりなのは、起動して10年の孤独が原因。寂しさに弱いAI。
何かとナルシストでマキナをバカにする面が目立つが、マキナの事を第一に考えている。
ツンデレではなくデレッデレ。
マギナテックの粋を集められて製造されたコアは紅玉の水晶型。
コアは大体ソフトボールくらいの大きさで、中には彼の「表情」となる図形がある。
体を表す立方体と、それの中には感情を表す小さな正四角柱が浮いている。くっついては居ない。
大の生物嫌いで、人間でも動物でも変わらずに触れられることを嫌う。
機械文明の体を誇りに思っており、毎日アップグレードと機能の付け足しをしている。
マギナテックの恩恵で、魔導文明の「収納」という魔法のおかげでパーツが虚空から現れる。
万能といえるほど何でもできるが、魔導そのものは製造時の機能以上には使えない。
あまりにも万能過ぎるが、欠点は現代のことを何もしらないこと。
彼の知識は千年前のモノでしかなく、それがなぜ今この時代に目覚めたのかも不明。
彼の最初の記憶は50年前から始まっているから。
登場技術
「魔導機術<マギナテック>」
数万年前の地球が、魔導の素となる物質を発見。
それから年月が流れて、魔導という技術が確率。
さらに時代は過ぎた頃、既存の機械技術と魔導技術が共存したもの。
機械の機能に加えて、ところどころが魔導が補強されている。
たとえば、空間拡張の技術が内蔵された冷蔵庫などもマギナテック。
たとえば、人としての思考が可能なロボットもマギナテック。
たとえば、マギナテックを作ることが出来る万能AIもマギナテック。
しかしこれらは核を軽視する引き金となり、人類衰退の一助となった。
それから氷河期を越えて、新たに植物が自生できる時代。
マギナテックは失われた技術であると同時、アーティファクトの一つとなった。
「機械文明」
マギナテックの体となる文明。いわば現代の我々が使用する物。
ニュートンやアインシュタインなど物理法則に基づいたものの総称。
バイオ技術もこれらに含まれるため、性格には機械とは呼べないかもしれない。
ただ、そうした時代の技術として扱われている。
ヴィランの知識によれば、これらの文明は千年前までは一つのファクターだった。
扱うことが許されない国。神聖視する国。復刻させようとする国。
彼の知識から千年後の時代である今、これらの文明は彼ら以外に残っているのだろうか。
「魔導文明」
人類が発見した、おとぎ話を再現することが出来る夢の技術。
マギナテックの体が機械なら、こちらは精神や血、栄養だろうか。
魔導と呼ぶが、当時の人間たちはまさしく魔法としてこれらを扱っていた。
ひとりでに動くフライパン。浮遊の魔導を与え、それに乗って移動する人々。
炎を生み出し犯罪に走る人間。戦争のために研ぎ澄まされた攻撃魔導。
人類に大きな波紋をもたらしたことには違いない技術である。
千年前まではこの魔導技術が一般的なものとされてきた。
いわば中世ファンタジーの世界である。
だが、扱うべき人類も見つからなかったこの時代。
果たして魔導を振るう腕には血が通っているのだろうか。
地球について
氷河期が到来してからたった数万年でまた温暖期になった。それもこれも、魔導技術に使われているマテリアルが消費され、バランスが崩れたのも原因。
そして一度文明的なものは全て滅びて、人類は一部の種とともに氷河期をも乗り越えた。技術云々で無理だろうと思われるが、常識を飛び越えた結果である。
そしてマキナとヴィランの旅する時代。千年前までは確かに文明は復活し、マギナテックもまだ生きている。だが、数万年も生き延びた人類であっても、まだ彼らの時代に生きている保証はない。
ただ、自然となる動植物は独自の進化を果たして未だ健在である。ゴキブリはほとんど変化してない様子。
だが、一部の地域には進化ではなく変異の兆候が見えた。それは、これからのお話。
氷河期云々に関してはまぁ許してください。
所詮は仮想の世界です。まぁ、人類は数万年も生きられないでしょうけどね。