不能になったので変態やめました(笑)
解せぬ。
何故だ。何故なんだ。
俺のパトラッシュが、俺のパトラッシュがァァァァァァッ!!
死んだ。昨日まではあんなに元気だったのにっ!
ま、待て。待て待て待て。落ち着け、落ち着くんだ、俺。
昨日。朝起きたときは元気だった………はずだ。学校でも大丈夫だった………。風呂でも普通だった。
じゃあいつ?わからない。クッソ、解せぬ。
戻ってこぉい、我がマイサァンっ!
―――今日を持ちまして俺のチ○○は機能しなくなりました。
本当に解せぬ。
◆◆◆◆
何を見てもなんも興味が湧かない。
そうか、これが不能になるということなのか、アハハ。
教室に入ったら女子が身構えて男子が携帯を取り出してカメラモードにしていた。……何やってんの?
まぁ、いいや。気にすんのめんどくせ。
俺はなんもせず席に座る。普段なら欲望が爆発してスカート捲りとかしまくってたんだけど、今はやる気になんねぇ。
女子はあっけにとられて男子は信じられないものを見るような目で見てきた。正直鬱陶しい。
とりあえずホームルームが始まるので手短に一時限目の用意だけしといた。
先生が入ってくる。担任は女だ。かなりの美人で男子からの人気も高い。俺もよく無理やり抱きついていたりしたっけ。うーん、うまく思い出せねぇ……。
とりあえず目線を外に向けた。わー、うちのグラウンドでけぇなー。
どうしたんだこいつという目線を向けられたが気にしないでおこう。
ホームルームが終わると友人の一人が声をかけてきた。
「どうしたんだよ雄二」
「どうしたって何が?」
そう答えると何か信じられないものを見たように目を見開いた。そして固まる。
なんか怖くなったので友人から離れた。
結局こんな感じで帰宅した。途中何人かの女子に声をかけられたがめんどくさかったので適当に返事して終わった。
「お帰り」
誰もいないはずの部屋から声がした。驚いて顔をあげた。
そこにいたのは俺と同じくらいの男子。
「誰だお前?」
「俺?俺はお前にとりついていたもんだ」
…………。
頭でも打ったのか。
「ちがーう!俺は悪魔だ!」
「は?お前なにいってんの?てか、不法侵入で訴えるぞ」
俺は携帯を取り出す。それを見て悪魔といったかわいそうな男子はとびついてきた。
「ちょっと待ったぁ!!」
無理やり携帯を取り上げられる。
「俺は本当に悪魔だ。それも色欲のな。」
…………。
「最近何かシモ関係で変化はなかったか?」
「ん?あぁ、勃たなくなったな」
「それは俺のせいだ」
「…………は?」
「お前はもともと生まれたときから不能になるはずだったんだが、俺のお陰でお前は不能にはならなかったんだ。…まぁ、ちょいと暴走しすぎてたけどな」
なんか聞いちゃいけないこと聞いた気がする。
「でも今年から悪魔制度が変わってな、罪を犯した者以外はとりついてはいけないという風になってしまったんだ。だから、今日はおさらばの挨拶ということでここにいるんだ!」
「あっ、そっすか。じゃあねー」
「軽っ!?」
俺は悪魔の頭を掴むと窓を開けた。そして………、
「要らん迷惑かけておいて気安く顔合わせんじゃねぇ!!」
窓から投げ出しておいた。悪魔だからなんとかなる…………といいが。
この話については聞かなかったことにしようと心に誓った。
そんでもって不能になったので変態やめました(笑)
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