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君と見た空  作者: M*O*A
4/11

*出会い*1


桜乃宮高校の正門が見えた


ここの高校は名前の通り桜がたくさん咲いていることで有名だ


正門に入ったとき一番始めに出迎えられたのは桜並木だ


ちょうど満開で風が吹く度にヒラヒラと花びらが舞っている


桜に祝福されクラス発表の掲示板をめざした



ザワザワ……ザワザワ


クラス発表の掲示板の前にはすでにたくさんの生徒で埋まっていた


『全然見えなーい汗』


「んじゃー、見に行ってやるからそこで待ってろ。」


翔はそう言うとそそくさと私と愛里紗を置いて生徒の中に姿を消した



……ー


しばらくして、


「ふー!!やっと出れたー!!」


頭ボサボサにした翔が帰ってきた


『んで、どうだったの??』


「早く教えなさいよ、とろいわね。」


愛里紗、毒舌(^_^;)


「わぁーた、わぁーた。そう急ぐなって」


「んじゃ、まず俺は5組だ。そんで愛里紗は6組」




『え、私は??』


「蒼空は俺と同じクラス。ニヤ」


『え、』


「よろしくな」

今まで見たことないぐらいの笑顔で翔は言った




『そ、そんなー泣

あ、愛里紗ー離れちゃったよー泣』


「そーだね、まぁ中学校3年間いっしょだったんだし」


『嫌だー泣

愛里紗といっしょがいい泣』


私は子どもみたいに愛里紗のまあ新しいブレザーを引っ張って駄々をこねた


『愛里紗ー泣』


「あ、ちょっと危ない!!」




ドン



『いったー』


私は頭を抑えて後ろを振り返った


目の前には恐ろしいほど顔が整っていた男の子がいた

【神に愛された子】

そう思った


蒼い瞳は恋に落ちない女子はいないといっていいぐらい綺麗で澄んでいる



『あ、す、すみません…』


あまりのかっこよさに恐縮してしまう


「いや、こっちも悪かった。すまない。」


そう言うと男の子はクラス発表の掲示板の方へと姿を消した




この出会いは運命だったのかもしれない。




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