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勇者転生 神の魔法で最強です≪サンサール戦記パンチャー編≫  作者: よろず屋


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第64話 魔王軍総司令

「何だその顔は?敵の前で呆けるなど・・・。度し難いな。」


「て、テメエは誰だ!後ろにいるデカいのが魔王だろ!邪魔すんな!」


(あ、あの男・・・どこかで見たにゃ・・・。)


「そうだ。このお方こそ魔王!神魔獣クロノベロス様である!ご尊顔を拝したことを喜ぶが良い。そして俺は魔王軍総司令。魔王様に仇なすものを斬る剣なり。」


そう言うと黒鎧の男が剣を抜き、殺気を放つ。


「へっ・・・たった一人でやろってのか?魔王の前に軽くひねってやるよ。」


魔王軍司令と名乗った男の殺気に気圧されながらも、負けじと軽口をたたくハルト。しかし、隣にいたレーヴェルが真剣な表情でつぶやく。


「ハルト、油断していい相手じゃないぞ・・・まだ剣を構えてすらいないのに全く隙が無い。あのような剣士は見たことがない。私が出会ったどんな剣士より強い・・・。」


「ちっ。ミーア!ソーシエラ、隙を作ってくれ!」


ハルトが叫ぶと同時にレーヴェルが魔王軍司令に斬りかかる。ハルトもわずかにタイミングをずらして神剣を振るった。


「え?」


レーヴェルとハルトが斬り裂いた場所には誰もいない。剣が空を切っただけだった。


「ハルト!レーヴェル!何してるにゃ!誰もいないところを攻撃してどうするにゃ!敵は後ろにゃ!」


ミーアの言葉で振り返る二人。そこには剣を振り上げようとしている魔王軍司令がいた。


「アネモス・レピダ・アルマ!」


しかしソーシエラの風の魔法第三節が放たれる。完全に隙をさらした魔王軍司令の背中に風の刃が突き刺さるかに見えた。しかし、さっと振り払った魔王軍司令の剣に魔法はその風のように散らされてしまう。


「な!?魔法を斬った!?」


「この野郎!」


魔法の対処を行ったところにハルトが再度斬りかかる。しかし魔王軍司令は完全に見切ったかのように回避。それに合わせて剣を突き入れたレーヴェルの攻撃もあっさりと剣で弾いてしまう。


「フォティア・スフェーラ!」


更にソーシエラが火の魔法第二節を放ち複数の火弾が飛び交う。そしてミーアも腕に仕込んだクロスボウから矢を放つ。しかし、すでに魔王軍司令は余裕を持って矢を躱し、火弾の一つを剣で弾いた。


「きゃあ!」


火弾が弾かれた場所にいたのはエヴァンシアだった。直撃こそしなかったものの、足元で爆ぜた火弾に煽られてよろめく。


「てめえ!子供に何しやがる!エヴァは関係ないだろっ!」


ハルトがエヴァンシアの元に駆け寄り彼女を支える。


「子供?関係がない?貴様は何を言っている。ここは戦場だぞ。戦場に立った者は年など関係ない。戦えるか否かも関係ない。それにその娘は貴様らの切り札だろう?」


「なっ!何を言ってやがる!!」


「我らが知らないとでも?その娘のプラーナを使ってモンスターの大群を吹き飛ばしただろうが。」


「そ、そうです!隙を見せたら、あの魔法であなたも魔王も吹き飛ばして差し上げます!」


「ソーシエラ!?」


ソーシエラのとっさの噓に驚くハルトたち。


「くくっ・・・そのような嘘が通じると思っているとは・・・。魔導士、貴様はシステムに支配された魔法の殻を破ろうとした。それは大いなる一歩だろう。だがあの程度の魔法では檻は破れん。」


「やっぱりあのモンスターの大群は魔王軍が操ってたにゃ・・・。」


「儀式魔法が無くたってなぁ!他にも魔法はあるぜ!」


ミーアが絶望を感じつつある中、ハルトはいきり立って右手を前に突き出す。


「ケラウノス・ラ 「崩魔」 フ・・・え?」


魔法を唱えようとしたハルトだったが、魔王軍司令が何かをつぶやいたと同時に魔法陣が掻き消え、雷も放たれることは無かった。


「ま、魔法を発動前にかき消した・・・?そんなことが・・・できるはずが・・・」


ソーシエラがそれを見てわなわなと震える。そして信じられないとブツブツとつぶやく。


「さて、終わりか?それでは本当の魔法と言うものを見せてやろう。」


魔王軍司令がそう言い放つと、彼の間に無数の光の玉が現れる。その数は100・・・200とどんどん増えていく。


「あ、あれは・・・なんだ・・・?」


レーヴェルが恐ろしいものを見たかのにつぶやく。そしてソーシエラが焦ったように叫ぶ!


「ワタシの近くに集まってください!早く!エダフォス・ティフォ・スターシー!」


ハルトたちがソーシエラの近くに集まると、土の魔法第三節を発動しプラーナが土の壁を形成する。そして魔王軍司令が放った光の玉が弾丸となって次々と土壁を打ち付ける。


「や、やぶられるにゃ!」


「させません!エダフォス・ティフォ・スターシー!」


ソーシエラがもう一度土の壁を発生させ、何とか攻撃を防ぎきる。


「ハルト、あいつは勇者選抜の予選にいた黒い剣士にゃ。思い出したにゃ。」


「決勝を辞退したとか言う奴か?なんで魔王軍が・・・。だがそんなことは関係ねぇ。レーヴェル、ミーア、三人で連続攻撃だ。ソーシエラは当たらなくていいから動きを制限させてくれ。オレの剣が当たりさえすれば逆転できる!」


「よし、任せろ。」


「わかったにゃ!あちしの速さを見せてやるにゃ!」


「手数勝負で行きます。当たらないでくださいよ。」


「ハルト様・・・皆さま・・・ご武運を!」

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