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勇者転生 神の魔法で最強です≪サンサール戦記パンチャー編≫  作者: よろず屋


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第35話 決着

ニコラスの猛攻の中、ハルトは怪我を覚悟で前に出る。


(こんなに痛い思いをするとは思ってなかったぜーーー!)


ニコラスはダメージ覚悟で前に出たハルトに驚きながらも冷静に足を狙って攻撃を繰り出す。前に出てくる敵は足を封じることが効果的であることを知っているからだ。


「それは読んでるんだよー!」


しかしハルトはニコラスの目に揺らぎがないことを見逃さず、足を狙った突きを神剣で払う。剣を弾かれた衝撃と神剣の麻痺の効果でニコラスの表情が大きくゆがんだ。


「おおっとぉぉ!ここでハルト選手がニコラス選手の剣を弾いたぁー!」


「冷静に足を狙ったニコラス選手に対して、ハルト選手も冷静にそれを読んでいたようですね。良い読み合いです。」


(かっ体が・・・痺れ・・・!)


しびれる体を無理やりひねりハルトの追撃を躱そうとするニコラス。しかしハルトの剣はわずかにニコラスをとらえる。そして重複する麻痺効果に動けないニコラス。


「これで終わりだ!」


ハルトは気合いと共に神剣の腹をニコラスに叩きつけた。それをまともに受けたニコラスは地面に倒れる。倒れるニコラスに神剣を突きつけたハルト。


「降参しろ。」


ハルトの声を聞いて、拳を強く握りながら顔を上げるニコラス。しかし突き付けられた剣を見て、歯を食いしばりながら敗北を宣言した。


審判は勝敗が決したことを告げる。


「あああっとおおおおーー!ハルト選手!ハルト選手の勝利です!」


その後、治療を受けたハルトとニコラスが舞台に戻り、第一戦、第二戦で敗北したリュコスとスタヴロスも舞台に上がった。4人が並んだところで、気品席に座っていた王が席を立ち声をかける。


「みな、素晴らしい戦いであった。4人をアイトリア王国の勇者として認める。そしてハルトを第一席、ニコラスを第二席、スタヴロスとリュコスを第三席とする。そなたたちがモンスターの脅威を払い、魔王を打ち倒し世界を救うことを期待する。」


王の宣言により観客は大きな歓声をあげて勇者の誕生を祝った。


◆━━━━━━━━━━━━━━━━━◆


「カンパーイにゃ!」


ミーアの宣言でグラスを合わせる二人。優勝祝いとしてハルトとミーアの二人はミーアの自宅で祝杯をあげていた。どこかの店で、と話したハルトだったが、ミーアが手料理で祝ってあげるにゃと意気込んでのセッティングである。


「いやー、危ないシーンがたくさんあったけど優勝できてよかったにゃ!」


「だから心配するなって言っただろ。紙に選ばれた勇者が負けるはずがない。」


「いやいや!あぶにゃかったから!まぁ結果良ければ、にゃ。今日はうるさく言わないにゃ。」


「そうしてくれ。オレは褒められて伸びるタイプなんだ。」


そんなくだらない話をしながら、ミーアが選んだ飲みやすいワインを飲み進める。自分が一番になるという経験がほとんどなかったハルトは自分が思っている以上に喜んでいるようであった。


「しっかし、この料理は全部ミーアが作ったのか?」


「半分くらいにゃ。料理はそれなりに得意だけど、この量を全部作るのは大変にゃ。この辺はレストランで頼んでおいたやつにゃ。」


「へー、デリバリーみたいなもんか?でもミーアがこんなに料理ができるとはね。」


「もっと若い時は旅もしてたにゃ。料理ができると重宝されるにゃ。それはそうと、明日もう一度王城に行くにゃ?」


「あぁ、なんだか良くわからんが、一人ずつ王様と話をするんだとかなんとか。支度金でもくれるのかね。」


「もちろん貰えるだろうにゃ。そう言えば、魔王討伐の旅に出るってことで良いにゃ?」


「まぁそうなるよな。あ、そう言えば革鎧がニコラスにボロボロにされたんだった。王様に会うのに服、どうしよう。」


「ふふん、ミーアさんがちゃんと用意してあるにゃ。お金は王様からもらう支度金から出してもらうにゃ。」


「マジか。用意が良いな。金のことも含めてな!」


「にゃはは!で、神様に選ばれた勇者ってことはそこで話すにゃ?」


「そうだな、そのつもりだけど駄目かな?」


「良いと思うにゃ。でもそれを証明できるものが欲しいにゃ。魔法を見せられればにゃぁ。」


「そう言えば、魔法の資質についても確認したいって言ってたな。ケラウノスを見せれば一発だな!」


そんな話をしながら料理に舌鼓を打ち、ワインを1本空けたころには良い時間になっていた。ハルトは少しだけ酔いが回った頭で、そろそろ帰るかとぼんやり考え口に出す。


「さて、明日は午後から王城に行くから、昼飯を一緒に食べてから行こうぜ。11時くらいに迎えに来るわ。」


さーて帰るかと、体を伸ばしイスを立ったハルトにミーアは一言。


「ちゃんと紳士にしているのはとってもいい心がけにゃ。でも今日は帰らなくていいにゃ。おいでハルト・・・」


想像していなかった言葉を掛けられ驚きを隠せずにミーアの方を振り返るハルト。そこにはいつもとは少し雰囲気が違い、妖艶な色気をはなつミーアが微笑んでいた。そしてハルトはミーアに手を引かれ寝室の扉をくぐった。

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