第12話 王都より来たる
ようやく新キャラ
無事にコルンに戻ってきたハルトとアンドレイア団。とにかく報告と、傭兵組合に向かう。
傭兵組合でディミトリがエレナにゴブリン間引きの完了とギガースゴブリン遭遇、討伐について報告。
ディミトリがゴブリンの魔石30個を出したところで、アリストがハルトを睨む。
視線に気付いたハルトはハイハイ分かりましたよとギガースゴブリンの魔石もカウンターに置いた。
雰囲気を察したエレナは軽くため息をついて彼らに伝える。
「魔石のチェックとギガースゴブリンの報告をしますので、一刻ほど後にもう一度こちらに来ていただけますか?」
「わかった。ハルトも大丈夫か?」
ディミトリが代表して答えると、ハルトも「ああ」とだけ声に出して、一人 傭兵組合を出ていった。
「だいぶ…何かあったようですね。」
「まぁな。だが運が悪かっただけだ。初めて組んだパーティーで生還できただけでも良かったとするしかない。」
「おい!なぜそんなにハルトに肩入れするっ!?」
「肩入れ・・・ん・・・ハルトにだって言い分は・・・いや確かに・・・。ハルトと顔を合わせてから、なぜだか奴には好感を持ったような・・・アリストの言う通り相性を考えないで戦局を崩したのも事実・・・」
「それだけじゃねえっ!アイツは一度もお願いしますのひと言すらねぇしっ。ソロだってんのに傷薬も保存食も、最低限必要なものは何一つ準備しちゃいなかったっ。最初からナメた態度を取り続けてたのに注意一つないなんて、お前らしくないだろっ!」
アリストは更にハルトの行動や態度を指摘する。普段はいさめ役になることが多いイアソンも口を開いた。
「わ、私も今回のディミトリの態度はおかしいと思ったよぅ。ディミトリは気が短いところもあるけれど、新人に対しては死んでほしくない、成長して欲しいって気持ちで厳しいことも言うだろぅ?」
アリストだけでなく、イアソンから指摘も重なり、ディミトリは自分の態度が普段と違うことを低く唸りながらも理解した。
「あぁ、確かに二人の言う通りだ。おかしかったのは俺だな・・・。」
ディミトリの態度を見て、アリストとイアソンは幾分安心したかのような雰囲気になる。
それを見ていたエレナが声を掛ける。
「とりあえず話はまとまったみたいですね。正直、私から見てもハルトさんの態度は少々問題だと思います。皆さんにはご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。魔石の確認はマイアさんにお願いしますので、先に支部長への報告に同席してください。ハルトさんには後から話を聞いておきますので。」
エレナはディミトリ達アンドレイア団を連れて支部長室に向かった。
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その後、ハルトもギガースゴブリンとの戦闘について組合に報告。ハルトの素行は多少問題はあるとされたものの、パーティでの立ち回りなども知らない状態であったことや結果的にモンスター討伐は達成しており、犠牲者も出なかったことから簡単な注意に留まった。
ハルトは不満を抱えつつも、騒ぎ立てる愚かさを察し、等分には少し少ない報酬を受け取り、初のゴブリン間引きは終了となった。
以降、ハルトはパーティを組むことなく、魔領域の森で幾度かモンスターを狩って収入を得る日々を送る。ゴブリンの縄張りを越えて、赤い毛と鋭い牙を持つオロスという犬型のモンスターや角の生えたウサギのアルミラージというモンスターなども狩れるようになった。
そんな生活を1週間ほど続け、生活もある程度安定を見せてきた頃、王都から商隊がやってきたらしく、コリンの街がいつもより賑わいを見せる。
ハルトがモンスター討伐から帰ってきたところで、10台もの荷馬車を引き連れた集団が北門からやってきたのだった。その中にはハルトがこの世界で初めて見るある種族の女性がいた。
(あ!あれは!?あれこそは!ファンタジーの醍醐味の一つ!!)
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