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輪廻伝記〜この世界を生きている〜  作者: 今日 虚無
聖人の国フレイア編

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81 探検部

エリアたち四人が出されたご飯を食べ店の男と女が食器を洗い終わると席についているエリアたちのもとへ再び椅子を持って戻ってくるとエリアたちの座る席に椅子を置いて座る。


「というわけで晴れて僕たちの部に新入生が入ったということでまずは自己紹介を、僕はタイン・コラス、探検部の部長であり、ヴィスカの教授でもあり、ここのカフェの店長でもあります、よろしくお願いします」


少し青黒い髪色の歳のいった男がそう言いながら頭を軽く下げる。


「続いてこちらは」


「はい、私はチェッル・クルック、探検部の部員でヴィスカの学生で、このカフェの従業員です、よろしくお願いします」


緑がかった髪を後ろで二つくくりにした女が言うと、エリアたちも自己紹介をはじめる。


「僕はエリア・ブラグルです、普段は討伐者をしています、よろしくお願いします」


「私はシェニー・タンタス、エリアと一緒で討伐者をしてます、よろしくお願いします」


「俺はネス・ウーピット、こっちの弟で討伐者だ、よろしく」


「ウチはアグ・ウーピット、ネスの姉で討伐者の五大守護者をやってるよ、よろしく」


「え?」

「え?」


と四人は机に座って自己紹介を済ます。

しかし当たり前にアグの自己紹介に引っかかるコラスとクルック。


「ご……五大守護者です……か」


「冗談ですか……?」


とクルックがまさか〜と思いながら聞き返す。


「冗談だと思いますよね、私たちも今日知りましたから」


「弟の俺でさえ知らなかったんだからな」


少し笑いながら呆れた表情でネスが言う。


「入ってから聞くのもあれなんですけど……探検部って何する部なんですか?」


「コラスさんどうぞ!!」


「はい、探検部とはフライア各地にある遺跡を探検し価値あるもの歴史あるものを見つけ、そこから歴史の真実を見つけ出す部です、主なことは歴史研究部と同じですね」


「とコラスさんは言っていますが実際は価値あるものを見つけるのが本当でそれを売ってお金にしてなんとか部の命を繋いでいる必死な部であって歴史の真実を見つけるのとかは考えてません」


「く、クルックくん?」


「ここで嘘ついてどうするんですか!?」


「この話を聞いて入るのをやめちゃったらどうするんだい!?」


と悲痛な声をあげながら軽く言い合うコラスとクルック。


「それで実際のところどっちなんですか?」


シェニーが言う。


「実際は残念ながらクルックくんの言っていることが本当です……」


コラスは肩を落とし悲しそうに言う。


「本当は遺跡に行って歴史の真実を見つけたり、歴史的に貴重なものを見つけるのが目的なんです!!」


コラスは机に身を乗り出し高らかに言う。


「コラスさんはこう言ってますし、私もこのような目的のもと動きたいのはやまやまなんですが、部の人数の話もあった通り、今のヴィスカは部である条件が厳しくなっていて、元々目的がはっきりしてお金さえ納めていれば部として認められていたので、このカフェで少ない利益を上げ、遺跡で拾った物を売ってカツカツながらなんとか繋いでいました、人数の問題は解決しましたが、結局のところ部がカツカツなのは変わりないということです」


「その部であることの条件が厳しくなってる理由って何なんですか?」


エリアが聞く。


「理由はよくわかりませんが、どうやらヴィスカを代表する部が結託してヴィスカに多くある小さな部を消そうとしているのです」


「その大きな一手が最近追加された部の人数の設定、新入生が入学後すぐ大きな部に入るのは部の提供する寮に入るためです、住むとこなければ勉強なんてやってる場合じゃないですからね、この制度の影響は大きくて統合部への上納金が高い時は全体でヴィスカを代表する部に入ってる人数の割合は五割ほどだったんですが、この制度が追加されてからは強制解散させられる一年の猶予期間の間で小さな部は自主的に解散していき七割ほどに上がりましたし、今も着々と割合は上がっています」


「私が知ってるヴィスカとは大きな変わりようね……それって独立派と何か関係ありますか?」


シェニーが尋ねる。


「あの変わった人たちですか……確かに最近は独立派の人たちが増えてきましたし、ヴィスカを代表する部は独立派に肯定的な感じもしますので、おそらく何かしら関係はありますでしょうね」


コラスがそう言うとエリアたち四人はヴィスカに入学した目的を言うかどうかアイコンタクトで意見を交わし合う。


(どうするエリア言う?)

(僕は言ってもいいと思う、ネスは?)

(俺も言ってもいいと思うぜ、姉ちゃんは?)

(ウチは三人に任せるよ)


アイコンタクトの末方針が決まるとエリアが口を開く。


「実は僕たちある人に独立派を調べるよに依頼されてヴィスカに入学したんです」


「では討伐者や五大守護者というのは嘘でフレイアの関係者とかですか? いや、でもシェニーくん以外人族みたいですし……」


「あー討伐者のこともアグが五大守護者なのは本当です、色々縁あってティエト様にこの依頼を頼まれる機会がありまして、ティエト様のおかげで今ヴィスカに入学できてるんです」


「ちょっとごめんなさい……アグさんが五大守護者なのに驚きましたが、ティエト様に依頼された? クルックくん理解できましたか?」


「コラスさん、深くは理解できないですがおそらく私たちは大変なことに巻き込まれようとしているということは理解できました」


「もう少し詳しく言うと……」


とシェニーはなぜティエトが独立派を調べる依頼を出したのかの理由を簡潔にコラスとクルックに伝ええた。

すると頭を抱えてシェニーの両親同様困惑した様子で顔を見合した。

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