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越王の國  作者: 小島紅
3/3

起2

行けども行けども砂ばかり…

ピンよろ〜ピンよろ〜 鳥の鳴き声しかしない。

腹が減ってきたし、喉も渇いてきた。


はあ〜、もう疲れた!家に帰りたい。何で建物が何もないんだ!!!


あっ、川だ!喉が渇いて死にそうだ。汚くても少しなら大丈夫だろう。

オレは川の水を舐めてみた。「うわ、しょっぱい。」海水と真水が混ざってるんだ。こんなん飲めるか!


しかも向こう岸に渡れない!

そういえば、昔学校の授業で先生が人は川に沿って家を作るって言ってたっけ!?

これを遡って行けば、家があるかも!?しれない。よし、行こう。


全然家ないなあ。しばらく行くと、葦が茂っている湿地帯に出た!何だここ!?ジュラシック○ークか!?

あっ、古い小舟がある!人いるんじゃね!?勝手に使わしてもらって向こう岸へ行こう。


さらに進んで行き湖か潟がいくつもあった。そして、日も暮れる頃、遠くに見えていた山の麓に着いた。

水が湧き出ている。やっと水が飲める。それにしても腹が減った。


もう、くたくただ。とりあえず、ここら辺で休もう。

何だあれ!?砦!?楼閣!?昔、中国とか韓国に旅行した時に見たものと同じだ!


行ってみるか。木の丸太を塀にした感じだ!塀の周りに堀のようなものもある。中に人がいる気配はあるが、誰も外に出てこない。


その時、オレの後ろから「シュッ」という音が聞こえ、腕にかすったような痛みを感じた!

その瞬間、何かで頭を殴られた!朦朧とする意識の中で初めて人の言葉を聞いた。今まで、聞いたこともない言葉!?「…なーは、たそ…」そこでオレの意識は途絶えた。


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