第6章 〈バスケ部始動〉
翔「あっ!!」
生徒「イテテテテ、 すみません (汗) あっ!!」
翔とぶつかったのは昨日のポニーテイルの女の子だった
制服を着てテニスラケットを持っている
ポニテ「昨日はすみませんでした、大丈夫でしたか?」
翔「だ、大丈夫だよ! 君こそ大丈夫?」
ポニテ「うん、大丈夫(笑)」
彼女がニコリと笑う
翔(か、可愛い(//_//))
ポニテ「同じ学校だったんですね! 私、夏目結衣です。 よろしく!(笑)」
彼女がまたニコリと笑う
翔「て、天崎翔です。 よ、よろしく(//_//)」
翔の顔が赤くなる
結衣「じゃあ私部活あるから行くね、またね天崎くん!」
翔は小走りで去っていく彼女の後ろ姿をしばらく眺めていた
翔「あっ!! ヤベー部活!!」
翔は我にかえり体育館へ走る
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~体育館~
翔が体育館へ着くとまだ数人しか集まっていなかった
綾「あっ!翔ちゃん!」
綾が体育館に入ってきた翔にきずく
翼「おお、翔来たか!」
翔「おお、翼! 早くバスケしようぜ!!」
翼「お前説教うけたばっかなのにやけに機嫌いいな?(汗) 何かいいことあったのか?」
翔のテンションがやけに高い
翔「おっ! わかるか翼!! 実はさっきめっちゃ可愛いポニテの女の子にあったんだ(//∇//)」
翼「お、おお! そうか、それはよかったな (汗)」
翼が綾の方をチラチラ見ながら答える
綾の額の血管がピクピク動く
翔「その子さぁ、結衣ちゃんて言うんだけど、スタイルもよくて誰かさんと違って胸もいい感じなんだ(//∇//)」
翼「お、おい翔 (汗)」
翔の話は止まらない
翔「しかもな、また誰かさんと違ってめっちゃ優しいんだよ(//∇//)」
翼(このバカ(汗))
そして、とうとう綾がキレる
ゴツン バチン ガーン ボコッ ドーン
綾「もう翔ちゃんなんてしらない(怒)」
翔が綾にボッコボコにされる
翔「つ、翼。 お、俺なんか悪いことしたか?」
翼(バーカ(-_-))
ガラガラガラ
そこに体育館のドアが開き金髪と雅人が入ってくる
翔と金髪の目が合う
金髪「あっ!! てめぇなんでここに(怒)」
翔「金髪!! てめぇこそなんでここに(怒) 」
雅人「天崎!! やっぱりバスケ続けるのか! よかったー!」
翔「だから、誰だよお前(-_-)」
翔が急に真顔になる
雅人「つばさー(泣)」
雅人が翼に泣きつく
翼(バカばっか(汗))
ガラガラガラ
大樹「おっ! 今年は結構多いな!!」
2、3年 5人と職員室にいた女教師と女生徒が入ってきた
女教師「さぁ~て、今年は何人残るかな(笑)」
涼太「10人いるから7人かな(笑)」
女生徒「いや5人!」
他2、3年『おい!!Σ( ̄□ ̄;)』(この人達厳しくする気満々だな(汗))
パンパン
涼太「さぁ、新入生! 集まってくれ!」
キャプテンの涼太が手を叩いて新入生を呼ぶ
雅人「あのマネージャーっぽい人結構可愛くね?」
翼「いや、結構じゃない! めっちゃ可愛い!!」
新入生が歩いて集まってくる
女生徒「チンタラ歩ってんじゃねぇ(怒)、やる気あんのかてめぇら(怒)」
新入生が一斉に走り出し、先輩達の前に並ぶ
女生徒「次チンタラしてたら殺すかんな(怒)」
新入生『こ、こぇ~!Σ( ̄□ ̄;)』
体育館が異様な空気に包まれる
涼太「じゃあ、ざっと自己紹介から始めます。俺が部長の五十嵐涼太、で、こっちのデカイのが副部長の大神大樹。」
大樹「よろしく!」
涼太「3年は俺たち2人だけだ、そして2年は、鈴木豊、熊田稔和、比嘉拓海あと、入院中の杉島俊介の4名だ」
女生徒「そして、私がMGの鈴森愛美、2年生です。よろしくね(笑)」
さっきの鬼のような形相からは想像ができないくらい可愛らしい笑顔でニコリと笑う
新入生(可愛いけどこぇ~!Σ( ̄□ ̄;))
女教師「私が顧問の石原京子だ!よろしく!(笑)」
涼太「じゃあ新入生、自己紹介してくれ! 右側から名前とポジション教えてくれ!」
次々と自己紹介が終わっていき翼の番が回ってくる
涼太「次!!」
翼「はい! 風間翼、ポジションはCです。」
京子(腕は長いが少し細いな、体力があれば使い物にはなるか)
涼太「次!!」
綾「はい! 藤咲綾です、MG希望です」
京子「おっ! 結構可愛いじゃん、彼氏いるか?」
綾「い、いやいないです.....」
突然の質問に言葉に詰まる綾
京子「いないのか!? じゃあ好きなやつは?」
綾「い、いや.....その(//_//)」
綾の顔がどんどん赤くなる
涼太「先生、そろそろ次いってもいいですか? 時間ないですよ。」
京子「えぇ~、いいじゃんもうちょっと質問させてよ」
涼太「ダメです! そーゆーのは後で個人的にやってください!」
京子「ケチ!」
涼太「なっ!Σ( ̄□ ̄;) 次!!」
とうとう翔の番が回ってきた
翔「おう! 天崎しょ.....」
バチン
いきなり翔の頭にハリセンが飛んできた
翔「イッテ.....」
ウッ
愛美が翔の胸ぐらを掴む
愛美「おい、てめぇ(怒) 返事は「おう」じゃねぇ「はい」だ(怒) わかったか?(怒)」
翔「は、はい!」(めっちゃこぇ~!Σ( ̄□ ̄;))
愛美「わかればよろしい!続けて(笑)」
愛美はまたニコリと笑う
翔「て、天崎翔です、SFです。」
京子(身長はまぁまぁだからプレイスタイルによっては使えるか)
涼太「よし、次!」
金髪「はい! 塚原優樹 PGです!」(よかったー! このどアホの後で)
京子(PGは層が薄かったからな、使えるかは別だが)
涼太「次!」
雅人「はい! 三星雅人です、SGです!」
涼太「お前は確か中央中だったな、期待してるぞ!」
雅人「はい!」
京子(中央か、少しは期待できるか)
涼太「じゃあ最後!」
守人「はい! 山田守人です、初心者ですがよろしくお願いします!」
雅人・翼・綾(あっ! 昨日の!!)
涼太「1つ質問いいか?」
守人「はい、何でしょうか?」
涼太「お前身長いくつだ?」
全員が疑問に思っていたことを涼太が聞く
守人「150cmです! 』
全員『ちっさ!Σ( ̄□ ̄;)』
京子「いいじゃない! 私は可愛くて好きだぞ(笑)」
京子は守人の坊主頭を撫でながら言う
京子「じゃあ今年も始めるか(笑)」
2、3年『まさか!Σ( ̄□ ̄;)』
新入生『????』
京子「ハーフマラソンよーいスタートー(笑)」
ダダダダダダダダダダダ
2、3年が一斉に走り出す
新入生『・・・・・』
新入生はそれを見てポカンとしている
京子「最下位の3人は半年間ボール磨きとモップがけだからなー(笑)」
新入生『なっ!Σ( ̄□ ̄;)』
ダダダダダダダダダダダ
新入生も一斉に走り出す
翔「てめぇには絶対負けねぇかんな!」
優樹「お前じゃ俺に勝てねぇよ!」
桐咲高校バスケ部始動!