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二話目(女神達の愚痴)

これに綴るのは女神の愚痴である。

伊邪那岐がそれはそれは綺麗な土下座をして数分が経ちました。

「えーと、「なんですか!」あの、注文されていたお酒を渡したいのですが?」

そう、言うとさっきまで殺気を出していた伊邪那美さんがおとなしくなりました。

「そうですか、ありがとう。」

「えーと、一応聞きますけど。」

「伊邪那岐さんが日本酒の麦茶割りで、伊邪那美さんが日本酒で、エウリュディケーさんがウゾで、オルフェウスさんが、ワイn「おい!それ以外っていっただろ!」というのは冗談で、コーヒーですか?」

「「おう(そうです)。」」

ついでに、おつまみを渡して愚痴を聞くことにした。

「それじゃ、なにか言いたいことがある人から勝手にいってください。」

そう言って、数分が経ってからエウリュディケーさんが口を開いた。

「あのさ私ね、死んでオルフェウスが黄泉の世界に来てね、地上に私を連れて帰るって言ったのよ。」

「ふんふん」

「その時にハーデスさんとペルセポネーさんに懇願して条件付で返してくれるって言ったのよ。」

「でもね、オルフェウスったら、後もう少しって所で私のほうを見てしまったのよ。」

「そのせいで、私はまた黄泉の世界に戻されたのよ、これどう思う?」

今、話してくれた内容は有名なギリシア神話の話だ。

そう言った後に伊邪那美さんが、同情するような形で話し始めた。

「あるある、そういうの。」

「私もね、死んで黄泉の世界に行って、伊邪那岐が迎えに来たのよ。」

「その時私が(少し待ってください、今から黄泉神(よもつがみ)と相談しますので)と言ってしばらく待たしていたら、

伊邪那岐が櫛に火を灯して私を見たのよ。」

「その時私は、黄泉の国の食べ物を食べてしまったから、いろいろなところが大変なことになっていたのよ、それにも関わらず彼は見たのよ、そして彼はすごく怯えて逃げたのよこれどう思う?」

今言ったのは、伊耶那岐が、死んだ伊邪那美を黄泉の国まで迎えに行く話だ。

「まぁ、確かにどちらも大変でしたね。」

「「そうなのよ!」」

「でもね、伊邪那美さんさすがに、ブチギレて黄泉醜女(よもつしこめ)に追わしたり、雷神に追わしたり、現世に呪いをかけるのはね・・・」

そう言うと、さすがの黄泉の国の女王も反省していたようで、

「まぁ、さすがにやりすぎちゃったのは反省しています。」

「でもね、さすがに勝手に私の顔を見て、逃げるのはねぇー」

そう言うと隣に座っていた伊邪那岐さんのほうをゆっくりみた。

「そ、それはちょっと気になってと言うか・・・なんていうか。」

伊邪那岐さんは、弁解のしようが無いようで気の毒になりそうなほどうずくまっていた。

「まぁ、いいとして次は男達の愚痴を聞かせてください。」

次に示すは、男神の愚痴である。

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