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200文字小説集

家族(200文字小説)

作者: 日下部良介

リストラされた。

やりきれない気持ちをごまかすために、浴びるほど酒を飲んだ。

朦朧とした意識のまま家路に着く。

いつの間にか雪がちらついてきた。

このまま雪に埋もれて消えてしまいたい。

歩くことさえ面倒になり、人気のない道で大の字になって寝っ転がった。

冷たい雪が頬を打つ。


ふと我に返ると、傘を広げて妻と娘が立っていた。

「風邪をひくわよ」

優しく微笑む二人の顔。

僕は立ち上がり雪を払う。


この笑顔のために、頑張ろう。


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― 新着の感想 ―
[一言] 泣ける・・・何か泣けるよ~(泣) いい話だ・・・ 200文字シリーズいいですね~・・・ もっと読みたいです!
[一言]  ありゃー。 これはきついですねえ。  でも、みんなで頑張れば乗り越えていけますよね!  と、意地悪なワタクシメが、続きを…。 -----------  そうだ。 僕が頑張らなくてどうす…
[一言] 自暴自棄になりそうなとき、引き留めるのは温かい家族なんですね。 いい話だなあ。
2011/02/10 20:30 退会済み
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