家族(200文字小説)
リストラされた。
やりきれない気持ちをごまかすために、浴びるほど酒を飲んだ。
朦朧とした意識のまま家路に着く。
いつの間にか雪がちらついてきた。
このまま雪に埋もれて消えてしまいたい。
歩くことさえ面倒になり、人気のない道で大の字になって寝っ転がった。
冷たい雪が頬を打つ。
ふと我に返ると、傘を広げて妻と娘が立っていた。
「風邪をひくわよ」
優しく微笑む二人の顔。
僕は立ち上がり雪を払う。
この笑顔のために、頑張ろう。
リストラされた。
やりきれない気持ちをごまかすために、浴びるほど酒を飲んだ。
朦朧とした意識のまま家路に着く。
いつの間にか雪がちらついてきた。
このまま雪に埋もれて消えてしまいたい。
歩くことさえ面倒になり、人気のない道で大の字になって寝っ転がった。
冷たい雪が頬を打つ。
ふと我に返ると、傘を広げて妻と娘が立っていた。
「風邪をひくわよ」
優しく微笑む二人の顔。
僕は立ち上がり雪を払う。
この笑顔のために、頑張ろう。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。