泰´車両課見聞録
この物語はフィクションで在り登場する人物、団体、名称等は架空のものであり
実在する人物、団体、名称、呼称とは ‷一切‴ 関係ありません。
この物語はフィクションで在り登場する人物、団体、名称等は架空のものであり
実在する人物、団体、名称、呼称とは ‷一切‴ 関係ありません。
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『おふく面パトカーは、おふく面パトカー』であって『おかめ面パトカー』とは
違うんです!
"彼女"は フンフンと鼻息も荒く言った。
嗚、まあまあ、落ち着きなさい。
冷静になる様にと "彼女"をなだめたが、それはイットウ無駄だった。
第一、
私たち泰山木警察の『おふく面パトカー』が、西行桜警察の『おかめ面パトカー』
と間違われて何とも思わないんですかぁー!!
『こほんこほん』すると近くの整備員が咳払いを、
これ整備員はゆっくりとした口調で…
廃止するならわたくしの、
これ『翁面パトカー』の方が好いのではないのでしょうか、
経費も他より多く掛かって居りますし、と言い出した。
待ってください!
それまで落ち着く様にとなだめて居たのとは打って変わって
強い口調でこう言いだした。
これ『翁面パトカー』は、署長をはじめ上層部に受けがいいのです。
廃止などあり得ません!!
嗚呼 其れなら、
と、話を聞いて居たほかの整備員が話に割って入ってきた
わたくしの『ひょっとこ面パトカー』を
廃止にすればいいんじゃないでしょうか、
署長にも 覚えも宜しく無いですしー。
嗚、まったまったぁ
さらにそれを聞いて居たほかの整備員が、
これ、覚えも宜しく無いを申すなら
わたくしの『武悪面パトカー』が宜しかろう
パトカーらしく、これないからのー
嗚呼、そう認識は有ったものかと一同は頬杖をついた。
嗚、又れい
それならと そこの整備員が
これ、らしからぬと申すなら
わたくしの『怪士面パトカー』こそ
廃止が相応しく有りましょう也。
整備員たちは廃止するなら自分の担当するパトカーをと
我も我もと名乗りを挙げた。
一寸まってください。
止めど無く〝廃止"の話が広がって行くなか、
みなさん、だれも車両の削減の話などして居ません!
そう否定しようとしたが…それはイットウ無駄だった。
喧喧囂囂していた一同は、ハッとして息をのんだ。
背後でゆっくりとしかし確実に挙がる手があった。
まるで、『ゴゴゴゴゴゴゴ』と擬音が聞こえてきそうな 圧倒的、その圧力に
一同は…
あげられた手の主は消え入りそうな、しかしハッキリ聞こえる声で
わたしの…『般若面パトカー』を…廃止に…しては如何でしょう…
一同は、恐怖から頬杖をついて同意しそうになる処を、
理性で! ひっしで! 抑え込んで!!
そうゆう問題ではないのです!
それらの戯言を一掃するように声が挙がった。
"彼女"はさらに続けた、
青切符(交通反則通告制度)を、切られ
た ‷お客様‴ の腹立たしさはわかりますが、
一同は 嗚呼、其れ チャウチャウと言いたかったが
誰もそれを言葉にする者は居なかった。
"彼女"は続けた
おふく面パトカーは、・・・
すると表の方から御呼びが掛かった、
『おふく面パトカ~ァさん御しめ~ぇいです。』
其れはまるで、場末のキャ…の呼び出しのような
『配車お願いしま~ァす。』
それを聞き、
『は~ぁい~。』
彼女はそう返事をすると窓口の方え駆けていった。
それを見送った 一同は、
ままあって、
パンパンと柏手が鳴った。
それでは、皆さんそろそろ作業に戻ってください。
と言われると、
『は~ぁい~。』と、
一同は、そう返事をするとそれぞれの作業えと戻っていった。
おわり。
ーおわりー




