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第46話

「ひな、おめでとう」


 そうして差し出したのは小さな紙袋。中には小さめの箱が入っている。ひなのために用意したもう一つのプレゼントだ。


「わぁ!これ、ネックレス?かわいい!」


 私が上げたのはネックレスだ。銀色のチェーンで小さくキラキラと光る緑色の雫が可愛らしいデザインだ。ちなみにお値段もそこまで高くはない。


「ありがとう!早速つけてみるね」


 そういってひなは箱からネックレスをそっと取り出し、自身の首に下げる。ひなの可愛らしい印象から少し大人びた雰囲気になり、愛らしい。


「わぁ!ひなちめっちゃ似合ってんじゃん!あやもセンスいいなぁ〜」

「でしょ?」


 そうは言ったもののかなり悩んだ末だ。これには杏にもかなり協力してもらった。そっと杏のほうを見て、目でお礼を言う。


「ささ、プレゼントもあげたし、ケーキだよ!ケーキ!」


 みづきの声により、机にケーキが並べられる。私はチョコ、ひなはモンブラン、みづきはショート、杏はチーズ。これが定番だ。

 みづきが蝋燭に火を灯し、みんなでハッピーバースデーの歌を歌う。そしてひなが火を消す。ひなの幸せそうな顔が眩しい。


「ちょ、ちょっとあやちゃん?!なんで写真撮ってるの?!」

「可愛いから…」

「あ!あとであたしにもあとで送ってよー!」

「やだ」


 ひなの可愛い顔を写真に収めることができて大満足だ。


 こうしてひなの誕生日会は終幕。渋るみづきを強制的に家から追い出し、私とひなで部屋に戻る。

 いつもなら4人でそのままお泊り会をしたりするのだが、みづきは家の用事で明日早出なようで杏も気を使って泊まらないようだ。ということはひなと2人きりだ。


 ひなは私と2人きりということもあり、緊張しているようだ。そんな取って食ったりしないのになぁ…と思っていたが、前科がありすぎるのでなんとも言えない。


「ひな」

「な、なぁに?あやちゃん」

「こっちおいで」


 私はひなのベッドに座り、自身の膝をポンポンと叩いて座るように促した。

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