表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

46/119

第47話 デュラハン登場。



 何とかレギオンを迎撃したエルたちだったが、次に進もうとすると、ドガガッ、ドガガッと馬の蹄の音が響き渡る。


 この迷宮内で馬?という顔になるが、この大迷宮では何が起こるかわからないのは彼自身も知っているはずである。


 首の無い馬「コシュタ・バワー」に乗った首のない騎士、すなわち妖精騎士であり首無し騎士「デュラハン」である。


 デュラハンは、床に散らばっている死体の残骸などを首なし馬で踏みにじりながら、そのままエルたちに対して突撃する。




『このぉ!!』




 エルは腕を振るって爪の横凪で攻撃するが、デュラハンはそれをひらりと回避して、腕にそのまま乗って、そのまま首無し馬は腕を辿ってエルの体へと駆け上がっていく。そのまま首無し馬は重力を無視するようにエルの体を駆け上がっていくが、そのまま目などを攻撃されては厄介である。


 そのまま体に張り付かれて攻撃されてしまうと極めて厄介なことになってしまう。


 実際、デュラハンは剣を振り回しながらエルの竜鱗に刃を叩きつけていく。


 何とかしても張り付いているのを引きはがさないといけない。




『ぬぉおお!!《重力波》!!』




 自分自身を中心に、重力波を周囲に発生させることにより、自分に張り付いた敵を弾き飛ばす。これがエルの作り上げた新しい魔術である。


 それによってデュラハンは弾き飛ばされるが、首無し馬はそのまま空中で回転しながら壁を床代わりにして、重力を無視したように着地する。


 そして、そのまま壁を床のように重力を無視した動きで壁を疾走する。




『このっ!!《重力魔術》!!』




 壁を床のように疾駆するデュラハンに対して、エルは重力魔術をデュラハンをかけることによって、そのまま床へと叩き落そうとする。


 だが、それに対してデュラハンはくるくると回ると、すたっと魔術のように見事に着地する。そして、デュラハンは指を立てて左右に振る。


 首があったら「チッチッチッ」とでも言っていたのだろう。それに対して、エルの額にもビキビキと思わず青筋が浮かぶ。




『このクソ野郎!!舐めるんじゃねえ!!』




 切れたエルは体を回転させ、自らの尻尾をデュラハンへと叩きつけようとする。


 だが、デュラハンはそれを跳躍して回避すると、そのまま再び尻尾の上に乗って再び肉体を駆け上がろうとする。


 だが、その跳躍の瞬間、ユリアとレイアは魔術の矢とクロスボウの矢を当時にデュラハンに叩き込む。さすがのデュラハンも跳躍した状態では攻撃を回避することができず、魔法の矢もクロスボウの矢も同時に食らってしまう。




『そうか!宙に浮いてる状態ならデュラハンも回避できないのか!!


 ならばこれだ!!《重力軽減》ッ!!』




 今までとは逆に、重力軽減をかけられたデュラハンと首無し馬はふわりと宙に浮かんでしまう。飛行能力がない彼らはふわふわ浮くだけの形になってしまう。


 デュラハンも馬から降りればいいのだろうが、やはり騎士が騎馬から降りるのは彼の誇りに違反するらしい。


 それに対して、エルは止めを刺さんと爪をふるうが、デュラハンはその剣を振るい、爪を迎撃する。しかも、その爪の付け根を狙うことによって爪を引きはがすことすら行った。


 まるでポーンボールのように弾き飛ばされていくデュラハンに対して、爪が剥がされたエルは思わず大声で叫ぶ。




『グァアアアア!!いってぇえええ!!爪が!我の爪がぁあああ!!』





 ———————————————————




 読んで頂きありがとうございます!


 面白い、続きが気になると思いましたらお気に入りと☆☆☆お願いします!!!


何かやたらデュラハンが強くなったんご。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ