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プロローグ

「君、ダンジョンマスターやってくれない?」

「なぜでしょうか?」

今、僕は神様と会話している。


なぜこうなったかというと、少し時間は遡るが僕は普通の男子高校生だった。

「おい、昨日のにゃんピースみたか?めっちゃ面白かったよな。」

「そうか?今回のはバトルシーン少なくて、ちょっと俺的には物足りなかったな~。」

「わかってないな~。バトルシーン以外のところにこそ、面白さがつまってるんだよ。」


「はーい、ホームルームを始めるので喋ってないで席に着きなさい。」

友達と話していたら、先生が来て、ホームルームが始まったのだが異変はその途中で起きた。


「それではホームルームをはじめ......」

ゴゴゴゴッ

急に地響きがなり、その瞬間、あたり一帯がまばゆい光につつまれた。


光がやんだのを感じ取り、目を開けると目の前に一人の少年がたっていた。

「やあ!」

「あ、あの...ここはどこでしょうか?それにあなたは一体?」

「うんうん、戸惑うのも分かるよ。僕は君の世界でいうところの神様。それでここは神域って言えばわかりやすいかな?」

神様!?でも、なんで僕はここに...。


「それは僕が呼び出したからだよ。」

心の中を読めるのか。本当に神様みたいだな...。

「分かってくれたみたいだね。それでここから本題にはいるんだけど」


「君、ダンジョンマスターやってくれない?」

「なぜでしょうか?」

思わず反射で応えたけど、ダンジョンマスターって何?


「ああ、ごめんね。説明が足りなかったね。君にはこれから地球とは別の場所、異世界に行ってもらうんだよ。」

「い、異世界ですか?」

「うん、そうだよ。それに君のクラスメイトたちも勇者として、召喚されてるみたいだね。」

「そうなんですか。ですけど、なんでみんな勇者なのに僕だけダンジョンマスターなんですか?」

「それはね、君がダンジョンマスターになれる才能をもっていたからだよ。あと、勘違いしているかもしれないけど悪役じゃないから大丈夫だよ。」

そうなのか、だったら、ダンジョンマスターになってもいいかもしれないな。


「うんうん、納得してくれたみたいで良かったよ。」

満面の笑みで少年が見てくる。


「あの、そんな風にされるとちょっと怖いんですけど。なにか企んでます?」

「心外だな。僕がなにかするように見えるかい?」

どっからどうみても怪しいんですけど。


「神様相手に意外と図太いね君。悪いことは企んでない。君にはダンジョンマスターとなって世界の資源を潤滑にしてほしいんだ。」


「は、はぁ」

なんか壮大な話だな。


「世界といってもダンジョンを一つ作って、そこをどんどん大きくしてくれれば、それでいいよ。それが資源の潤滑につながるからね。」

なるほど、一つくらいなら管理できるかも?


「そして、ダンジョンマスターになる君に僕からプレゼントをしよう。君に才能があるって言った話おぼえてるかい?この世界にはスキルというのがあるんだ。」


「スキル...ですか?」

勇者がいるとか言ってたし、ゲームの中にあったやつと同じようなイメージかな?


「そうだね、そんな感じのものと思ってくれたらいいかもね。そして、その中にも特別なものがあって固有スキルというのがあるんだ。これは持ってること自体が珍しいんだけど、君はなんと5つも持てるんだ。ちなみに勇者でも持ってるのは一つだよ。」

おお、なんかすごそうだな。


「そう、すごいんだ。ちなみにダンジョンマスターになれる条件があるんだけど、それが固有スキルを3つ以上持っていることなんだよ。」


「ちなみに今まで、一番多くの固有スキルをもってた人っていくつなんですか?」


「うーん、ないしょ。そういうのは自分で調べた方が楽しいでしょ?」

そういうもんかなぁ...。


「そういうもんだよ。それで話もどるけど、君は固有スキルを5つ持てるんだ。ただ、まだ異世界完了していないからその枠は空白なんだ。そこで君には特別、僕特製のスキルガチャを引かせてあげよう!」


「スキルガチャですか?」

この神様のお手製ってなんか不安だな。


「大丈夫、このガチャはね、固有スキルの中でも強いスキルを選んでるからね。」

ほんとかよ。

「でも、神様がそんなひいきしていいんですか?」

「そうだね、普通の人にするとまずいんだけど、ダンジョンマスターは存在自体が貴重だからね。簡単にやられないようにこういう措置をとっているんだよ。」

そうか、なら安心か?


「そそ、安心して大丈夫だよ。」

パチっ


指をならすとガチャガチャがあらわれた。

「ほら、これを5回まわしていいよ。」

「分かった。」


おそるおそるガチャを回してみる。

すると金色に光ったカプセルが出てきた。

「おめでとう。当たりを引いたみたいだね。ちなみに上から順に虹金銀銅のカプセルがあるよ。ちなみに今回は金だから2番目にレアなカプセルだね。開けてみなよ。」


おそるおそる、カプセルを開けてみる。すると、一枚の紙がでてきた。

「状態異常無効」


「すごいじゃないか、金カプセルのなかでもなかなか良いスキルだよ。」

そうなのか、異世界をみてないからどれくらい良いのかあんまり想像がつかない。


「そこらへんは向こうにいってみれば、実感できると思うよ。さ、どんどん回していこう。」


残りの4回を回して結果は銀銅銀虹だった。


「...すごい、虹がでたじゃないか。さあ、カプセルをさっそく開けてみよう。」


まずは虹以外のカプセルを開けてみた。

結果は、「剣聖」、「召喚術」、「魔力量極大アップ」

おお、よくわからないけど剣聖はなんかすごそうだな。残りの二つは...いいのか?


「銀と銅のカプセルだけど、どれも強力なスキルだよ。剣聖は文字通り達人レベルの剣技を使えるようになるよ。召喚術は魔物や魔法の召喚、魔力極大アップは自分自身の魔力の最大値を格段にあげてくれるよ。」

なかなかいいのを引けたんじゃないか?

じゃあ、最後は虹だな...


「天装」

なにこれ?当たりなのかな?...少年が驚いたような表情をしている。そんなにすごいスキルなのか?


「あ、あの、このスキルはどうなんでしょうか?」


..................返事がない。

「あ、あのー...」

「ん?ああ、ごめんごめん。残念ながら虹の中でもあまり強いスキルじゃないね。」

まじかよ、期待してたのに。


「ああ、そんな残念そうな顔しないでくれよ。残念ではあったかもしれないけど、それだけスキルがあれば十分に世界をわたっていけるから。」


「そうですか...そうですね!頑張ります!」

「うんうんその意気だ。期待しているよ。」

少年は微笑みながら、手をかざした。その直後、足元に魔法陣のようなものがあらわれた。


「それじゃあ、今から異世界に送るね。あと、ダンジョンマスターがなにをできるのかは転送時に頭の中に情報を送ってあげるからそれを参考にしてね。」


周りが光でいっぱいにつつまれ、身体がふわふわとした感覚に包まれ、意識がとだえた。




「ふぅ、いったか...。」

それにしても天装か。あのスキルは危険だから封印しておいたはずなんだけどな...。あの子が悪い子じゃないことを願うとしよう。



今日から書いていこうと思います。どんどん投稿していけるよう頑張るので、応援よろしくお願いします。

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