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脳腫瘍と暮らす。  作者: chopmonkey
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今日は今日、明日は明日。

よく、脳腫瘍が手術できない箇所にあると言うと

「怖くないですか?」と、よく言われます。

始めは怖くて、寝ても眠れなくて目を閉じたらそのまま

私は死ぬのではないかとか、朝目が覚めてあぁよかった生きてたと

胸を撫で下ろす時期もありました。

そのような生活が続いていると、やはり体にもよくないらしく

うつ病を発症して、睡眠薬を飲んで眠るようになりました。

ふと思ったのが、明日を待つ自分がいること。

今日を惜しむのはやり残したことがあるからだと気づきました。

それからは今日中にやれることはみんな終わらせよう、

明日があるからと思ってはいけない、明日もし生きていたら

また新しいことをはじめよう、そう考えるようになりました。

昔は、寝たら明日が来る、今日できなかったことはいつでもいいやと

思っていたけど、私は悔いの残る生き方はしたくありません。

誰かと会う時も、これが最後かもしれないと精一杯楽しむこと。

また再会できたらそれ以上に楽しむこと。

それがずっと続いたらそれは大変幸せなこと。

今日は今日、明日は明日。

明日が来るというのは当たり前であって当たり前ではないのです。

そう思ったら、今日という一日をものすごく頑張れるし

夜眠るときも、あぁ今日はいい一日だったと気持ちよく眠れます。

もうそれが15年続いて私は慣れっこになりました。


あなたの今日は、いつもの一日ですか?

明日やその先に延ばしていることはありませんか?


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