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恋の行方

作者: つき

恋愛経験の少ない私の実話に基づく話である。

私は23歳。私は広島の出身である。

わたしの外見は一言で言うならば中の下。笑

性格は人見知りで自分からは話しかけたりできないタイプの人間だ。

そんな私が1人の人に恋をしてしまった話である。

23歳になるまで付き合った人の数は1人。それも中学の時に一応恋人関係になった人がいたが、ただの子どもの恋愛ごっこで終わった。今まで好きだと思った人もおらず、まぁそのうち好きな人ができて結婚するだろうって思ってた。

大学生になって、私は広く浅く交友関係を広げており、友達は割と多かった。そして友達は次々と彼氏ができ、彼氏とのデートの話や、エッチの話などさまざまな話を聞いていた。すると私は焦りを感じ、彼氏が欲しいと思うようになった。というか20歳まで処女は重たいっていう周りの考えに戸惑いを隠せなかった。そこで私は出会い系に手を出した。そこで出会った人と処女を失ったのである。友達には友達の紹介で知り合って、付き合ってるということにしていた。しかし、全く恋愛感情などなく、連絡を取らなくなった。

その後大学を卒業し、大阪でOLとして働いていた私は、自分の仕事の出来なさ、人間関係に悩み、誰か相談相手が欲しいと思い、また出会い系に手を出した。そこで出会った人ともすぐに関係は終わり、その人との関係も終わってしまったし、仕事もうまくいかないしで友達と2人で飲み歩いていた。友達はその後予定があるということで、解散した。ほろ酔い状態で、駅の改札を目指していた時に、一人の人から声をかけられた。『バーやってるんですけど、いかがですか。新しく出来たばかりでお客さんいないんです。いっぱいだけでもいいので。』ぱっと見イケメンに声をかけられ、まぁまだ飲み足りないし、少しくらい飲むかと思い、ついて行った。キャッチをしていた人(拓也)とお酒を飲みながら楽しく話をして、話が色々と盛り上がり、連絡先の交換をし、その日は帰った。

翌日バーテンから連絡があり、楽しかったので、次の休みの時に飲みに行くことにした。その後も何度か飲みに行き、他の店の人とも仲良くなっていった。

ある日酔った勢いで、周りが煽って拓也とキスをすることになったが、拓也は周りにバレないようにキスはしなかった。その後店の人から『和也お前のこと好きらしいで。付きあえよ』と言われたが、まぁただのチャラい人だし、飲みに来て話すくらいがちょうどいいわと思っていたので、聞き流していた。

しばらくしてまた彼の店に飲みに行った。その時今度観たい映画があって観に行くということを話の流れで伝えると、その日の営業終わりに一緒に行くことになった。一緒にご飯を食べて映画を観て、その後はすぐに解散した。

その後少しずつ彼のことを意識するようになった。そしてとうとう私は彼に恋をしてしまった。でも夜の仕事の人だし、イケメンだし、チャラそうだし、遊ばれて終わるかなっていう思いもあった。飲みに行った時も他の女と楽しそうに喋ってるし、叶わぬ恋かなと思いながらも、酔った勢いで彼へ告白をした。すると付き合いたい気持ちはあるけど、お客さんと付き合うとなると店長やオーナーさんとも相談したいということで、後日店長、オーナーさんと話をして、晴れて付き合うこととなったのだ。

私にとって初めて好きになった人と付き合えるなんてまったく想像もしていなかったことに、嬉しさと驚きが隠しきれなかった。付き合い始めても、彼の態度はいつもと変わらなかった。毎日連絡はくれるけど、頻繁に連絡をしてくる感じではなかった。

彼は休みがなく毎日働いていたので、会うためには私が会いに行くしかないのだ。そのため店に週に1回くらい通い彼に会いに行っていた。店に行くと多い時には3万円分くらい飲むこともあった。そんなにお金をかけてでも会いたいのか、そして本当に彼は私のことが好きなのだろうかということに付き合い始めて1ヶ月くらい経ったときに思い始めた。1ヶ月経つ前までに店以外で会ってくれないし、キスもしてくれないので彼は私に興味がないのだろう。ただの都合のいい客なのだろう。と思い、なんとなく店の事についてネットで検索すると、拓也は誰にでも最初からチューする。とか、私が拓也の彼女だから手を出すな。っていう掲示板を見つけてしまった。もうこれはただの金づるなんだろうなって思ったけど、彼に直接言うことはできなかった。店の人に拓也は私とデートもしてくれないし、一か月くらいになるのに手を出してこないからもう別れようと思うということを伝えた。すると、店の人から、拓也はいつもお前のこと思っている。話がしたいと言われ、店に行った。当然拓也もいたが、拓也とは話さず、相談した人と話をした。すると、拓也が私のことをいつもその人に相談しており、デートへ連れて行ってあげれないことや、自分の仕事の事で不安にさせているのではないかということなど相談していたらしい。そしてデートの予定をサプライズで計画してくれていたことをその時に言われた。不安な気持ちは分かるけど、あいつを信じてやれって言われてどうしていいのかわからなくなった。その話の後拓也とはいつも通りのたわいもない話をして、いつも通り店先まで送ってもらった。店の人にキスされないっていうことを言っていたからもしかしたらキスされるかな。なんて密かにドキドキしながら店を出た。笑

でもいつも通りで何もなく見送られた。

あっやっぱり私のこと興味ないのかなって思って、もう店に行くのはやめようと思った。

でも彼のことが忘れられず、連絡が来るたびに返信していた。数日後一か月記念日であることは薄々思っていたが、どうせ覚えてないだろうし、関係のない話だと思っていた。すると記念日の午前0時1分携帯のLINEがなった。『一か月ありがとう。これからもよろしく。今日会いたいな』という内容であった。記念日を覚えていてくれたことに驚きを隠せず、会いたいという言葉を真に受けて会いに行った。店ではいつも通り一緒に話をしてお酒を飲んで、閉店までいた。他のお客さんもまぁまぁ残っていた。一番に会計を済ませ、帰ろうとしたら拓也に待つように言われ、しばらく待っていた。その間店の人に拓也はなにやら話をしていたがとくに気には止めていなかった。

いつも通り店先まで見送られて終わりだろうと思って、もう会うのもつらいからこれで会うのは終わりにしようと思って店の階段を駆け降りた。降りたところで、ちょっとまってと声をかけられた。振り返るとすぐに拓也が抱きしめてくれた。『一か月ありがとう。一緒にデートも行ってあげれなかったし、色々嫌な思いとか不安になせてごめん。』と言われ私は半泣き状態だった。『俺は本当にお前のことが好きや。お前のこと本当に大事にしたくて、チャラいって思われたくなくて、1ヶ月は何もしないって決めてた。でもやっと1ヶ月経ったから、俺の気持ち伝えようと思って。』と言い終わるのと同時に気がつくと彼とキスしていた。

驚きと喜びで私は放心状態であった。


実話に基づくため、現在進行形です。

拙い文章で申し訳ありませんが、読んでくれる方が1人でも多くいると嬉しいです。

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