紳士と熟女のためのお伽噺/緑ガメのミドリちゃん
昔々ある所にお父さんとお母さんと小さな女の子が小さな緑ガメと一緒に暮らしていました。
ある日、母親がエサをやろうと水槽を覗くと小さな緑ガメは腹を上にして水面に浮かんでいます。
そこで母親は緑ガメはが売っているお店に行き、同じくらいの大きさの小さな緑ガメは買ってきました。
夕方、帰ってきた小さな娘は水槽を覗き込んで言いました。
「あっ、ミドリちゃん、元気になったのね!良かった!それになんか少し大きくなったみたい!わかった!最近元気がなかったのは脱皮をする前だったのね!」
※追加説明:昆虫が脱皮する前はあまり動かなくなる。
夜、帰ってきた父親が水槽を覗き込んで言いました。
「おっ、ミドリちゃん。今日は生き生きしているな~いい事あったのか~今日は俺も良い事があってな…(以下省略)」
と、ご機嫌で緑ガメに話かけている父親を黙って眺めていた母親は自分の胸に秘密をひとつしまい込むのでありましたとさ。
めでたしめでたし。
400字小説にチャレンジしてみました♪