2話 「赤ちゃん言葉を習得」
ユリエside
あぁーー暇ぁ~暇だよーー!!
今日もやる事がなくベッドをゴロゴロ
誰か話せるいないかなぁ~~
私はぼおぉっと天井を見る
流石の私も半年近くの食べては寝ての生活には飽きた。
ここの世界だと外とかに連れて行ってくれたりまだしないのかな?
たまに抱き上げて遊んでもらうだけ、いまだに部屋から出たことすらない
これぞまさに箱入り
――そんな訳だからせめて話し相手が欲しい
そう切実に思う私の横には、可愛いクリクリの目をした可愛い可愛い赤ちゃん
現在私と同い年
そう思った私に一つの名案が浮かんできた。
「あー!あい!おうぇ?(私、ユリエだよ!君の名前は?)」
赤ちゃん言葉なら赤ちゃんには伝わるはず!
「うーあううーあい!(私の言葉分かるよね!)」
そして結果は………
「ぅあい?」
まったく分かりませんでした。あっけない終わりです。考えが甘すぎました。
「たぃー……」
思わずしょげます。
ポフン。ナデナデ。
!!赤ちゃんが!!赤ちゃんが私をなででくれたっ!!
小さなちゃっちゃな手で心配するような瞳で!!
かわいい~可愛すぎるよぉ~
もうデレデレです。赤ちゃんマジ天使です。
思わず抱きついた私は仕方がないです
ちょっと赤ちゃんが驚いているみたいだけどそこも可愛い
『ありがとう~!!赤ちゃん大好きだよ~~!!』
『い、いきなりどうして泣き出したんだ!?あれ嫌だったのか!?』
?今声が聞こえたような?
『誰か来たのかな?』
『ん?この声どっから聞こえているんだ?』
あ、あれ~~?も、もしかして
『『この赤ちゃんがしゃべってるの(か)?』』
やりました。ついに赤ちゃん言葉を話せるようになりました。
ユリエは頭は良いですが、根本的にどこかずれています
天然ですね
次は、ユーグsaidからです。
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