1話 「異世界の様子」
狭間刀哉の転生後です。
神様同士の会話はまた今度書こうと思います。
6/18~21日まで修学旅行に行くため更新できません。
狭間トウヤside
――人生ってのは、やっぱり何が起こるか分からない
オレは、自分に今起こっている状況を客観的に見ながらそう思った。
オレは今まで一般的な人生とは言えないような『ありえない』人生を送ってきたと思っているが
これは今まで体験した中でも指折りの『ありえない』事だと思う。
神に殺され、神によって異世界転生
最近の小説でみることはあったが、実際に体験するという事ではありえないと思う。
真っ白な空間にいた時は突然すぎて取り乱してしまったが、
起きてしまったことにいつまでも困惑したままじゃだめだしな。
今分かるだけの自分の状況を一つ一つ確かめていこうと思う。
以前のオレの名前は、狭間刀哉という名前だったが、今の名前は、ユーグ
これは、皆がオレに呼びかける時に呼ぶ名なので、愛称かもしれないが、そんなに間違ってはないと思う。
そして、オレはこの異世界に転生したため0歳の赤ちゃんであること
生まれたばかりの頃は意識がはっきりしてなくて、記憶があいまいなので、詳しい月日までは分からないが、体にあまり力が入らず、ハイハイも難しいので生まれてそんなに経ってないとは思う。
そして家族構成は、両親、上に兄と姉、そしてオレは次男で、双子として生まれたらしく赤ん坊がもう一人。
性別の方は赤ん坊なのでオレには分からないが、『ユリエ』と皆が呼んでいたのでおそらく次女だと思う。
父親の名前は、オルグ。
くすんだ赤髪で瞳は茶色、精悍な顔つきでオレを抱き上げた手はゴツゴツとしていた。
あと、見た目厳格そうなのだが、意外にも親バカみたいでオレ含めて子供にはデレデレだ。
後母親とはアツアツだ。オレの目の前で何度かのろけてたりキスをするのを見たことがある。
正直あんまり見たくない。両親の周囲がすごく甘ったるく感じる。
母親の名前は、マリヤ。
綺麗な青髪で青い瞳、おっとりとした雰囲気を持つ美女だ。
胸も豊満で、柔らかい
ぶっちゃけ授乳の時に体感しているのでよく分かる。
仕方がないとはいえ、元高校生のオレとしては早く離乳食にしてほしい。
兄だと思う少年の名前は、ライル。
青緑色の髪に緑色の瞳、知的な雰囲気を持つ子供だな。
悪ガキというよりは読書を好む物静かな子供って感じだ。
年齢は、4~5歳ぐらいか?幼稚園で言えば、年中組ぐらいだと思う。
姉だと思う少女の名前はエリナ。
赤みを帯びた金髪に赤い瞳、まだまだ幼く活発的な印象を与える可愛らしい少女だ。
年齢はライルより幼く、2~3歳ぐらいだと思う。
生まれたばかりのオレやユリエに興味津々の様子だ。
そして、俺と一緒に生まれた双子の片割れの赤ん坊の名前は、ユリエ。
銀髪に黒目の赤ん坊で、まぁよく泣くし、よく笑う。オレは赤ん坊を実際に見たことが少ないからよく分からないけど、多分これこそ赤ん坊なんだろうな。
まぁ、俺もお腹すいたら泣くし、排泄を自分でできないから泣くしかないからあんまり言えた側ではないがな
家族のこの髪や瞳の色がバラバラから、全員親が違うって言う場合じゃなければ、前の世界の遺伝の法則とは別の何かがあるんだろうな。
あ、オレの髪や瞳の色は、自分でも見ることはできないからよく分からない。
双子だからユリエと一緒かもしれないが、この世界じゃなぁ……あんまり宛てにできないから結局わからん。
で、他に分かったことと言えば、哺乳瓶や粉ミルクがない、もしくはあんまり広まってないんだろう
オレの食事手段は授乳だ。
あって欲しかった。
本当にあって欲しかった。
ハァー……この事を考えるのは止めよ。気分が落ち込むだけだ。
で、だ他に分かったことは、自分の家がどうやらそこそこの金持ちだということか?
これははっきりとわかったわけじゃないが、多分そうだと思う。
何故ならメイドや執事っぽい人がいたからだ。
そして、執事たちは父親に向かって『旦那様』と言っていたので恐らく間違いないと思う。
まぁ、今分かっていることと言えばこんなところか?
寝かされてる場所からほとんど移動できないし、分かってもよく接してくる人ぐらいだ。
ふわぁ……眠くなってきたな。この体になってからはすぐに眠くなる。
赤ん坊って食っちゃ寝するだけで、楽かと思ってたけど、意外と忙しいんだな。
赤ん坊になって初めて実感したわ。
眠ぃ………もう寝よ
あ、そういや、何で異世界なのに言語が日本語なんだろうか?
目安として生後3ヶ月ぐらいです。
やっと一章に入りました。
こういう説明はユリエだとできそうにないんで、ユーグにしました。
前回ではできなかった。
ライルやエリナも書いていきたいと思います
誤字脱字等の指摘
書き方や設定に関する貴重な意見
読み終えた感想
書き方や設定、内容に関する批判
を楽しみに待ってます。
できるだけ、詳しく書いてもらえれば今後参考にしていく時に助かります。
批判に関しては、特に詳しく指摘してもらえると助かります。




